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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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過敏性腸症候群

2020年05月07日

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こんにちは。医師の東です。
緊急事態宣言が継続中であり、皆様の活動自粛が必要なGWでした。出かけるといえば、食料品の買い出しに行くぐらいで街は人手が本当に少なかった気がします。

さて、今回は大腸のことについてご説明しようと思います。

大腸は、消化管最後の臓器です。長い小腸に続いて、右下腹部から始まり、おなかの中を大きく時計回りに回って、左下のS状結腸でカーブを繰り返して肛門につながります。
長さは1.5〜2mほどの臓器で、「結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)」と「直腸(直腸S状部、上部直腸、下部直腸)」に分けられます。(図は国立がん研究センターがん情報サービスより引用)

大腸の主な働き水分を吸収することであり、実は栄養素の消化吸収はしません。それと便をつくるという重要な働きがあって、大腸に入った食物残渣(小腸で消化吸収された食物の残り)は徐々に水分が吸収されて少なくなり、肛門に到達するまでに固形のしっかりとしたに便になります。

つまり、大腸での水分の吸収が多すぎると便秘、逆に不十分だと、軟便になったり下痢を起こすメカニズムになっています。

過敏性腸症候群をご存知でしょうか?
小さいころ突然お腹が痛くなったり、下痢したりしたことはありませんか?
下痢したり便秘したりを繰り返した経験はありませんか?
原因は不明ですが、食事やストレスの影響などで大腸の働き(ぜん動運動といいます)が不安定になることで、症状が出現します。
分かりやすく言うと、「腸の働きは精神的な影響を受けやすく、腸の働きが他の人よりも少し上手ではない状態」です!
男性は慢性的な下痢を繰り返す下痢型、女性は慢性的な便秘を呈する便秘型が多く、20~40歳代に多くみられます。
下痢型、便秘型、混合型(下痢と便秘を交互に繰り返す)があり、

診断基準としては、繰り返す腹痛が最近3か月間のうち概ね少なくとも1週間に1回以上あり、かつ

  • 腹痛は排便に関係づけられる
  • 排便頻度の変化を伴う
  • 便形状の変化を伴う

上記症状のうち2つ以上に当てはまる場合に、過敏性腸症候群であると診断します。

血便を伴う場合は別の病気の可能性が高いと思われます。
ただし、大腸に器質的疾患(がん、炎症性腸疾患など)がないことを確認する必要があり、大腸カメラでの診断が非常に大切です。
症状にお困りの方ぜひご相談ください。
次回は治療(食事療法、薬物療法)についてご説明します。
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