横浜市の苦しさと痛みに配慮した胃カメラ・大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査【たまプラーザ南口胃腸内科クリニック】HOME >
「経鼻内視鏡検査」基本的には鎮静剤を使用しません。「苦しくなく痛みに配慮した胃内視鏡検査」では、一人ひとりに適した量の軽い鎮静剤を調合して注射しますので、検査中は軽くウトウト眠った状態となります。
胃内視鏡検査で“苦しい”と感じる点は3点あります。
「経鼻内視鏡検査」は、出血しやすい血管が豊富で、細い鼻の穴に内視鏡スコープを通さないといけないため、細い内視鏡を使わざるを得ず、スコープの先端に付いている観察のためのCCDカメラが小さくなってしまいます。そのためハイビジョン内視鏡に比べて、画像の解像度が低く・視野が狭く・光源の明るさも暗くなってしまいます。 さらに「苦しくなく痛みに配慮した胃内視鏡検査」で使用するハイビジョン内視鏡スコープには「100倍ズーム機能」も付いているため、病変部分を100倍に拡大してより詳細に観察することができます。
早期の胃がんや食道がんを見つけるためには丹念に胃と食道を水で洗浄する必要があります。事前に胃や食道に付着した泡や汚れを取る薬を内服してもらいますが、丁寧な観察には水での洗浄が必須となってきます。 違い②で述べたように経鼻内視鏡は細いため、洗浄した後の水や胃液を吸引する穴もそれに伴い細くなります。そのため、水を吸引する時間が長くなり、検査時間が長くなる傾向にあります。同様に、ポリープを切除したり、内視鏡手術を行う際に使用する処置具を入れる穴が細いため、ポリープ切除などの処置が行えません。
早期胃がんの通常画像です。
インジゴカルミン特殊染色を行うと病変の凹凸がはっきりとして、正常な部分との境界がより明瞭になります。
電気メスを鉗子口から入れて、病変の境界の外側にマークをつけていきます。
電気メスを鉗子口から入れて、病変の周囲をマーキングに沿って全周を切開していきます。
電気メスを鉗子口から入れて、粘膜の下を剥離していきます。早期胃がんは電気メスを使用することによって切除することが可能となります。
早期の胃がんや食道がんが疑われる場合には、経鼻内視鏡を使っての検査の場合には、ハイビジョン内視鏡での再検査が必要となってきます。最初から拡大機能付きハイビジョン内視鏡を使用して検査を行っていますと、再検査の回数を減らすことができます。
違い②で述べたように経鼻内視鏡は細いため、組織検査の際に使用する生検鉗子も小さなものしか使用できず、採取した組織が小さくなり、光学顕微鏡での組織診断が十分に行えない事があります。