たまプラーザ南口胃腸内科クリニック

患者を診るということ

こんにちは。副院長の東です。

 

昨日はJリーグが再開しましたね。サッカーショップに行ったらライブ映像で放映されていました。

そして、ガンバ大阪の遠藤保仁選手がJ1新記録の632試合出場達成です。

コロナを吹き飛ばすような吉報が続いてほしいです。

 

2020年3月まで大学病院の主治医をしていました。

主に内視鏡治療と抗癌剤治療をしていましたが、たくさんの患者さんの「がん治療」に携わりました。

 

その中で僕が心掛けていたことがあります。

それは「病気を診る医師よりも患者を診る医師になる」ことでした。

 

医師の使命は、病気を治すことです。

医学は、病気の原因究明、内視鏡やCTなど画像診断機器、治療薬も日進月歩で進歩しています。

医師は、医学教育で病気を正しく診断し治療して治すことを学びます。

僕も研修医の時に始まり、専門医となってもそのことを実践してきました。

 

がん治療に携わるようになってから、ひとりひとりの患者さんと接する中で多くの学びを得ました。

病気は決して治っていないのに、診察を受けたあとの患者さんからの一言が心に響きました。

 

「先生に会うと元気になるよ」

 

どんなに良い治療、最新の治療を選択して病気が良くなっても、患者さん本人が元気にならないと意味がないことを知りました。

患者さんは「がん」という大敵と立ち向かう中で、何でも相談できる信頼できる心の拠り所を探しているんだと。

 

抗がん剤の副作用で手先しびれが多く出ます。絵を描くことが趣味な方がいました。

病気を治すためより強い効果を目指すとしびれて絵が描けなくなってしまう。

それとも副作用を減らして趣味を優先させるか・・・。

話し合った末、「いつまでも絵を描くことをしていきましょう」という治療方針になりました。

結果、しびれが悪くなることなく、治療は継続していきました。

写真は、抗がん剤をしている途中で描かれた水彩画です。

 

僕は一生涯、患者さんに寄り添える医師でありたいと思っています。

病気を診る医師はたくさんいます。患者を診る医師は決して多くないと思います。

 

どんな些細なことでも相談してください。専門外のことでも相談してください。

治療はできないかもしれませんが、親身になってアドバイスすることはできます。

僕が診察することで、病気を治すことはもちろんですが、少しでも患者様が元気になれるような診療を心掛けています。

「患者を診る」診療をしていきます。