たまプラーザ南口胃腸内科クリニック

過敏性腸症候群 その2

こんにちは。副院長の東です。

プロ野球のオールスターが史上初での中止が決定してしまいました。
スポーツ好きなのでとても残念です。。。
野球、サッカーなど、見ていてエキサイトするプロスポーツの早期再開を望みます。

前回の過敏性腸症候群、いかがでしたか?症状が当てはまる!という方も多かったのではないでしょうか?さて、その治療についてお話していきます。

 

大腸粘膜には見た目の異常が無く、大腸の動き(ぜん動運動)が不安定になっている状態であるとご説明しました。ということは大腸のダメージを治す治療ではないので、不安定になるような原因をできるだけ避けることを行っていきます。

つまり食事療法ストレスの回避が治療の大きな柱になります。それでも改善しない場合に薬物療法を考慮します。

 

食事に関してですが、食生活の見直しが大切です。
過度の辛い刺激物(香辛料)、油濃い食事、お酒(アルコール)、冷たい飲料の摂取はしていませんか?
胃腸を冷やすと下痢になりやすいので注意してください。
確固たる証拠はありませんが、辛い食べ物を食べた後、消化されて排便の際に肛門が痛くなる人は、下痢になりやすい気がします(自分がそうです)。
腸内環境を整えることも注目されています。
発酵食品(みそ、納豆)、ヨーグルト、乳酸菌飲料毎日摂取することもおススメできます(ただし取り過ぎには御注意を!)。
もちろん腸内善玉菌のエサになるオリゴ糖の少量摂取も良いと思います。

また、腸の蠕動運動は自律神経が支配しているため、過度のストレスで自律神経の働きが乱れると腸の機能が低下してしまいます。
実は「セロトニン」という神経伝達ホルモンが腸粘膜にも存在していて、影響を与えています。
現代社会の生活でストレスをなくすのは無理なので、ためすぎないこと、発散すること、環境を変えることです。
何かに集中しているときは、お腹の症状を感じることが少なくありませんか??
そのぐらい自律神経と腸の働きは密接に関係しています。

最後に薬物療法ですが、基本的にぜん動運動を調整する薬、腸内環境を整える整腸剤を用います。
その方の症状にそって必要な内服薬を調整しますので、単剤であったり組み合わせたりすることもあります。
ここ数年で便秘型または下痢型過敏性腸症候群に適応追加された新しい薬剤も出てきました。

診察しながらお話を伺うことで、改善策が見えてきます。
自分の体の特徴の一つとして捉えると自ずと症状は軽くなります。
お気軽にご相談ください。