たまプラーザ南口胃腸内科クリニック

アルコール飲んで顔が赤くなる人は要注意

 

こんにちは。副院長の東です。

 

湿度と気温が上がり、梅雨時期の時期を迎えています。

じっとしていても汗をかいてくる季節で、不快指数が高くて困りますね・・・。

この時期から夏に向かって、アルコール飲料が飲みたくなる方も多いのではないでしょうか?

 

アルコール飲料は、人によってその捉えられ方、飲める量が違います。
青白くなって全く飲めない人、すぐ酔っぱらう人、いくら飲んでも大丈夫な人。
それは、アルコールを分解する力が、それぞれ違うからなのです。
この気質は当然遺伝しますので、家族内で調べてみると面白いと思います。

 

近年の研究で、日本人はお酒が弱い人種であることが研究でわかりました。
アルコールの分解産物であるアセトアルデヒドが、顔を赤くする原因物質であり、有害な発がん物質でもあります。
「ALDH2」というアルデヒド脱水素酵素が関係していて、
日本人の約44%は、ALDH2を持たないか、その働きが弱くアセトアルデヒドが貯まりやすいのです。
この遺伝的性質は、日本人などのモンゴロイド特有のもので、アフリカ系やヨーロッパ系の人種には見られません。

アルコール飲んで顔が赤くなる方を「フラッシャー」と呼びます。
ぜひアルコールを飲み始めた20歳の頃を思い出してください。
鍛えられてしまうので、今は赤くならなくても、そういえば昔は赤かったな、という方も多いと思います。

アルコールを飲んで顔が赤くなる人は要注意です。

なぜでしょう??

 

食道がん、咽頭がんのリスクが高いからです!

量を多く飲まれる方、飲用期間が長い方はさらにリスクが上がります。

 

 

 

 

 

早期咽頭がんです。わずかな赤みですが、NBIではっきりと「がん」が認識できます。

 

 

 

 

 

 

早期食道がんです。画面の半分を占めるような大きな「がん」ですが、無症状でした。

 

残念ながら、早期の食道がん、咽頭がん特徴的な症状がほとんどありません。
のどがしみる、胸やけがする、胸が痛い、食事が引っかかる感じがする、違和感がある、異物感がある。
そして「フラッシャー」の方。
上記の症状がある方は、まずは当院医師にご相談ください。

健診で行っているバリウム検査では100%見つかりません。
症状によっては、胃内視鏡検査(胃カメラ)による精密検査が必要です。