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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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2025年09月29日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

ようやく、朝晩は涼しくなってきましたね。

朝ランの疲れ具合も暑いときに比べると全然違いますね。

診察誌で話していても

「しっかり寝ても疲れが取れない」

「最近、肌や髪の調子が悪い」

「ダイエットがうまくいかない」…

というようなお話を聞いたりすることも多いです。

もし、

あなたがそんな

「なんとなくの不調」

を抱えているなら、

その原因は

「タンパク質不足」

かもしれません。

「タンパク質?お肉や魚は食べているから大丈夫」

そう思った方も多いでしょう。

しかし、

健康診断では

「A判定」

の方でさえ、

深刻なタンパク質不足に陥っているケース

を数多く目の当たりにします。

私たちの体といかにタンパク質が重要か、そして、その不足がもたらす意外な不調について、話して行きます。

まず、タンパク質の3つの基本的な役割を、私たちの体に置き換えておさらいしましょう。

1,体の「パーツ」を作る建築資材

筋肉や骨、臓器はもちろん、髪・皮膚・爪に至るまで、

私たちの体のあらゆる組織はタンパク質からできています

タンパク質は、いわば体を構成する「建築資材」。

これが不足すれば、どんなに健康的な生活を送っていても、体という建物は脆くなってしまいます。

2,体の機能を動かす「スイッチ」

食べたものを消化する「酵素」や、体のリズムを整える「ホルモン」。

これらも全てタンパク質が材料です

タンパク質不足は、体の正常な機能を司る無数の「スイッチ」が押せなくなることを意味し、代謝の低下や気分の落ち込みに直結します。

3,病気から体を守る「免疫システム」

ウイルスや細菌と戦う抗体や免疫細胞も、タンパク質から作られます 。つまり、タンパク質は、私たちの体を守る「軍隊」の兵士でもあるのです。

タンパク質がもたらす3つの嬉しいメリット

では、タンパク質を十分に摂ることで、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか。

メリット1:筋肉を守り、賢くダイエットをサポートする

タンパク質は消化に時間がかかるため、満腹感が持続しやすく、自然と食べ過ぎを防いでくれます

さらに重要なのは、

筋肉量を維持する効果です。

筋肉は、安静時でも多くのエネルギーを消費する「基礎代謝のエンジン」。

タンパク質を十分に摂ることで、このエンジンをパワフルに保ち、

「筋肉は守りながら、脂肪だけを効率よく燃やす」

という、理想的なダイエットが可能になります

メリット2:美肌・美髪を作る“内側からの美容液”

肌のハリを保つコラーゲンも、髪のツヤを作るケラチンも、その主成分はタンパク質です

どんなに高価な化粧品を使っても、内側からの材料(タンパク質)が不足していては、美しい肌や髪は作られません

タンパク質は、まさに“飲む美容液”なのです。

メリット3:日々の疲れをリセットする“修復部品”

運動や日常生活で傷ついた筋肉や細胞を修復するのも、タンパク質が分解された「アミノ酸」の役割です

十分なタンパク質は、体の「修復部品」として機能し、筋肉痛やだるさといった疲労からの回復を早めてくれます

タンパク質の上手な摂り方「3つの鉄則」

最後に、タンパク質の効果を最大化するための、上手な摂り方を3つご紹介します。

鉄則1:一度にドカ食いはNG!「毎食こまめ」に摂る

私たちの体は、一度に大量のタンパク質を処理できません。

余った分は残念ながら排出されてしまいます

理想は、朝・昼・夕の3食で、それぞれ20〜30gずつ(鶏むね肉なら100g程度)をコンスタントに補給すること

体内のアミノ酸レベルを常に一定に保つことが、効率的な体作りの鍵です。

鉄則2:肉だけじゃない!「動物性:植物性=1:1」を目指す

肉や魚などの動物性タンパク質は、必須アミノ酸のバランスに優れています

一方、

豆腐や納豆などの植物性タンパク質は、善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれます

この両者を

「1:1」

の割合で摂ることで、互いの長所を活かし、短所を補い合うことができます

例えば、「焼き魚と納豆」「鶏肉と豆腐のハンバーグ」といった組み合わせが理想的です。

鉄則3:忙しい時は「プロテイン」を賢く活用する

食事だけで十分な量を摂るのが難しい時は、プロテイン製品を上手に活用しましょう

余分な脂質や糖質を抑えつつ、必要なタンパク質を効率よく補給できる、現代人の強い味方です

吸収の速いホエイ、ゆっくり吸収されるソイなど、目的に合わせて選んでみてください。

いかがでしたか?

タンパク質は、私たちの健康と若々しさを支える、最も重要な栄養素です。

ご自身の食生活を一度見直し、ぜひ今日の食事から「タンパク質」を意識してみてください。

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックでは、詳細な

70項目血液検査

を通じて、

あなたの「隠れ栄養失調」を見つけ出す

オーソモレキュラー栄養採血

に力を入れております。

その採血結果をもとに

最適な食事指導

も管理栄養士が行っております。

お気軽にご相談ください。

では、今週も頑張っていきましょう!

3分でわかる!苦しくなく痛みに配慮した内視鏡検査(胃カメラ)の特徴

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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