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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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腸内環境と大腸がんの関係!?

2026年03月30日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

だいぶ暖かくなってきましたが、運動などは定期的にやっていますか?

私は、

5月17日のホノルルトライアスロン

に向けて最後の追い込みを4月1日からやっていこうと考えています。

便通が悪い人が診察をしていて最近多いと感じます。

「便秘くらい、いつものことだから」

と放置していませんか?

実は

その「いつもの不調」こそが、大腸ポリープや大腸がんを育てる「土壌」になっている可能性もあります。

1,「がんの芽」を育てる慢性炎症の正体

大腸がんは、多くの場合

「大腸ポリープ」

という小さな芽が成長し、がん化することで発生します。

このプロセスを加速させるのが、腸内環境の悪化による

「リーキーガット症候群(腸もれ)」

です

健康な腸管粘膜は

「タイトジャンクション」

という結合装置で強固に密着し、有害物質をブロックしています

しかし、

悪い食生活でこのバリアが壊れると、細菌の毒素である

「LPS(エンドトキシン)」

が血中に漏れ出します

これが全身を巡り、大腸粘膜で慢性的な炎症を引き起こすことで、細胞のコピーミス、つまり

「がん化」の引き金

となってしまうのです

2,腸は「3〜5日」で新品になる

ここで希望の持てるお話をしましょう。

実は、

大腸や小腸の上皮細胞は人体の中で最も代謝が活発な組織の一つであり、なんと

約3日〜5日

という驚異的なスピードですべて入れ替わっています

これは、

今日から食事を変えれば、わずか3日後には新しい細胞が生まれ始め、

「10日間」

徹底すればお腹の中を物理的にリセットできることを意味します

腸は、人体の中で最も修復能力が高く、変化に応えてくれる臓器なのです

3、大腸を守る「3つの盾」

大腸がんのリスクを下げるために、私が提唱している具体的な対策がこちらです。

大麦(もち麦)を選ぶ:

白米に大麦を混ぜてください。大麦には

水溶性食物繊維「β-グルカン」

が豊富に含まれ、腸内細菌に「酪酸」をドバドバ作らせます

酪酸は腸壁のバリアを修復し、全身の炎症を鎮める「生命維持装置」となります

ビタミンD 4000IU:

最新の予防医学では、血中濃度を

50ng/mL以上

に保つことが推奨されています

1日4000IU(100μg)

の摂取は、腸のタイトジャンクションを強固に締め直し、リーキーガットを完治させるために不可欠な用量です

乳酸菌1日1兆個:

38兆個の腸内細菌に影響を与えるには、圧倒的な「菌量」が必要です

高密度の乳酸菌(死菌でOK)を送り込み、免疫スイッチを叩くことで大腸の環境を刷新します

大腸がんは、早期発見・早期治療、そして何より

「日々の予防」

で防げる病気です。

まずは今日からの10日間、腸のバリアを溶かす

「超加工食品(菓子パンや加工肉など)」

をゼロにし、もち麦ご飯や納豆、海藻を意識して摂ってみてください

お腹の張りが消え、頭のモヤが晴れていくとき、あなたの大腸は確実に若返っています。

では、今週も頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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