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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年10月17日
こんにちは。副院長の東です。
雨が降ると気温が一気に下がり、肌寒い一日になりますね。
寒暖差が体調を崩す原因になりますので、気を付けましょう。
体重をチェックしよう!!
体重のコントロールは重要です。
以前ブログにも肥満指数であるBMIについて記事を書きました。
適切な体重を維持することが病気になりにくい体を作ります。
https://www.tamapla-ichounaika.com/blog/fukuinchou/post-26681/
「がん」を疑う症状の一つとして、体重減少があります。
消化器がんでは、特に進行胃がん、食道がんでは「がん」自体による消化管狭窄で通過障害が起こりやすく、必然的に食事量が減少します。
摂取するカロリーが極端に少なくなれば、すぐに体重が減り始めます。
しかし、進行大腸がんでは食事が通過しなくなる腸閉塞に至るまでには時間がかかるのですぐには体重が減らないこともあり、体重減少以外の症状、特に血便には要注意です。
「がん」が進行すればするほど、気が付くと体重が減り始め脂肪がなくなりやがて筋肉も落ちて、見た目にも痩せてくるのです。
僕たちは、診察室に入って来られる患者さんの姿、状態を瞬時に視診で判断しています。
気を付けたい体重減少を具体的に提示します!
✓ 半年以内に5kg以上の体重減少がある
✓ 体重の5%以上の減少がある
✓ ダイエットを意識していないのに体重が減っている
✓ 他人から「急に痩せたね」などと言われた
✓ 着ている服のサイズが2サイズ以上小さくなった
いかがでしょうか??
健診、人間ドックでメタボ、糖尿病、高血圧を指摘されて食事療法を始めた、体重を減らすことを意図してダイエットしたのであれば、通常は問題ありません。
月に1回でよいので体重を記録して、極端な体重変化が起こっていないかをチェックしましょう。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。