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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年06月30日
こんにちは。副院長の東です。
もうすぐ7月ですね。真夏の暑さを感じる週末でした。
梅雨開け間近なのではないでしょうか?
暑い夏に向けて水分摂取をしていきましょう。
健診結果が出たら
4月の新年度になってから2か月が経ちました。
春の健康診断を受けられた方も多いと思います。
そろそろ結果が送られてくる時期ではないでしょうか。
異常なし、軽度異常、経過観察、要医療(要治療・要精査)と判定項目が出てきます。
やはり要精査と出れば、必ず医療機関を受診してください。
健診で要精査となる代表的な項目を挙げてみます。
胃X線異常→慢性胃炎疑い(胃粘膜不整)、胃ポリープ疑い(隆起性病変、バリウム斑)
肝機能障害→肝炎疑い(急性、慢性)、脂肪肝疑い、自己免疫疾患疑い
便潜血陽性→大腸がん疑い、大腸ポリープ疑い、炎症性腸疾患疑い
腹部超音波異常→胆のう結石疑い、胆のうポリープ疑い、膵のう胞疑い
尿検査異常→腎炎疑い(急性、慢性)、腎結石疑い、尿路感染症疑い、膀胱がん疑い
心電図異常→不整脈疑い、虚血性心疾患疑い(狭心症、心筋梗塞)、ブルガダ型心電図疑い
要精査が出ても、すこしも症状がないからといって受診しないのは危険です。
健診の目的は、病気を見つけ出すことに意味があります。
きっと・・・だから大丈夫、今まで病気していないし大丈夫と早合点しないでください。
精密検査をして異常がなければ、その時は私の健康なので大丈夫と言ってください。
つい最近も、内視鏡検査で早期のがんが見つかった方がいました。
かなり珍しいがんでしたが、その方も症状はありませんでした。
病気は、私たち医師が診察をして、検査をして初めて診断できるものです。
早期発見すれば、早期治療に結び付けることが出来ます。
もっと早くに検査を受けていればよかった・・・にならないためにも。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。