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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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若年性大腸がんの特徴

2025年07月06日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

日中は35℃を超える日々が続いていますね。

7月に入り、まだ梅雨明け宣言は出ていませんが、きっと梅雨明けしています。

熱中症にかかる方も出てきており注意が必要です。

 

若年性大腸がんの特徴

 

 

日本において、大腸がんは男女合わせると掛かりやすいがんの第1位です。

国立がん研究センターの2021年データでは年間15万2000人が大腸がんと診断されています。

そのなかで、50歳未満で発症する若年発症型大腸がんが増加しています。

 

今回、日本から若年性大腸がんの特徴についての研究が明らかになりました。

初発の大腸がん患者731人のうち、46人(6.3%)が50歳未満(若年発症群)で診断されています。

診断されるきっかけとなる検査としては便潜血検査がポイントでした。

若年発症群では41.3%で陽性となっており、高齢発症群の26.7%よりも有意差を認めています(P=0.032)。

そして、若年発症群の直腸がんの割合45.7%で、高齢発症群の26.4%と差を認めています(P<0.01)。

 

さらに両群ともに、早期で診断された大腸がん患者は、診断機会として便潜血陽性となる割合が高く、

進行期の患者では、血便などの自覚症状などをきっかけとして診断される割合が高かった。

https://bmcgastroenterol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12876-025-03725-1

 

やはり、40歳以上になったら一度大腸内視鏡検査を受けてみることは重要だと思います。

もちろん、45歳でも良いのですが・・・。

今回の研究で若年発症者の中央値(集団の中で年齢順に並べたときの真ん中の順位)は45歳でした。

それを考えると、出来るだけ早いうちに大腸がんリスクとなる大腸ポリープの有無を調べることは大切です。

やはり40歳以上は必須、35歳以上でも良いのではないかと個人的には考えています。

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この記事を書いた人

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東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。

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