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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年07月13日
こんにちは。副院長の東です。
猛暑、炎天下が続き少し涼しい日々がありました。
7月も中旬に入り、もうすぐ夏休みですね。
夏の予定は決まっていますか?
日焼け
先日、高校野球観戦に行ってきました。
まさに夏日といえる快晴、少しの風はありましたが、まあ暑い!
日焼け止めを塗ったとはいえ、屋外野球場の観客席は屋根なしでした。
太陽の日差しを直に受けての試合観戦、試合も白熱して長期戦に・・・。
熱中症対策で水分補給もしつつでしたが、やはり皮膚はじりじり太陽の熱を受けていました。
長時間の試合観戦だったので、こまめに日焼け止めを塗っておくべきでした。
顔、首、両手はかなり日焼けした状態でした。
その中でも特に両手は太陽が当たっていた場所が、真っ赤になっていました。
日焼けですというよりは、もう熱傷です。
赤みと痛みを伴い、幸い水泡形成はないのでⅠ度熱傷でした。
化粧水による皮膚への水分供給と、冷やすことを繰り返しました。
軽い痛みと、皮膚のひきつれは良くなってきていますが、まだ時間が掛かりそうです。
やはり日焼け対策はしっかりしてください。
日焼けの主な原因は紫外線です。
紫外線には3つあり、波長によってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられます。
肌に影響を与えるのが、UV-A、UV-Bになります。
地表に達する紫外線の9割がUV-A、1割がUV-Bです。
短時間で肌の表面や目などに強いダメージを与えるのは?
実はUV-Bなのです。
皮膚が赤くなったり、その後黒くなるのはそのためです。
長期間浴びると、シミやそばかすの原因になるのです。
日焼け止めの購入の際、指標とするのかSPFとPAになります。
SPFはSun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略で、
UV-Bによって引き起こされる肌の炎症の防止効果を示す値です。
SPF1を約20分として、効果が持続する時間を示したものです。
最大はSPF50 、つまり1000分、16時間以上紫外線を防止できることになります。
そして、PAはProtection grade of UV-Aの略で、
PAはUV-Aの影響を予防する効果で、PA+~PA++++で分類されます。
SPFは数値が高いほど、PAは+が多いほど紫外線防止効果があります。
しかし、塗ってから時間が経つと、衣服でこすれたり汗をかいたりして流れてしまうので、
2~3時間ごとにこまめに塗ることが大切です。
もう一度言います。
今回、日焼けというよりは、熱傷です。気を付けます。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。