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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年09月08日
こんにちは。副院長の東です。
金曜日は台風15号による激しい雨でした。
一転、週末は台風一過で快晴でしたね。
夏が終わり秋らしい天気に向かっていきます。
身体の内側は冷やしすぎないように
2025年の夏は、猛暑だったのではないでしょうか?
例年以上の気温上昇、やはり夜になっても涼しくないと感じる日が多かったように思います。
屋外では事前の水分摂取、こまめな水分摂取が必要ですが、
屋内でも冷房による室温コントロールをしないとすぐに体は熱中症になってしまいます。
水分貯留量が少ない高齢者は、特に注意が必要です。
ただし、冷房によって体を冷やし過ぎないように注意が必要です。
例えば、冷気が直接体に当たらないようにしたり、極端に低い温度設定にしないようにしなければなりません。
そして、飲み物に関しても冷たいものを欲することでしょう。
屋外であれば、ある程度冷やすことは熱中症の予防の点から重要です。
しかし、屋内であれば極端に冷たいものを飲み過ぎてはいけません。
消化管の冷えは、イコール消化機能低下につながります。
冷房の外気で身体の外をある程度冷やしながら、冷たい飲み物は一口ぐらいを意識して下さい。
あとはやはり、常温か、温かい飲み物でも良いと思います。
お腹を冷やし過ぎると、消化機能は確実に低下します。
つまり、下痢する事が多くなることでしょう。
スポーツで汗をかいた後に、汗が蒸発する際には熱を奪います。
汗をかいているほど身体は暑いのに、お腹周りは冷えていると感じたことはありませんか?
急にお腹が痛くなってトイレに駆け込み下痢してしまう。
日頃からの水分摂取の重要性は常々お話しています。
そして、水分も冷たさも、状況を考えながら気を付けましょう。
身体の内側は冷やしすぎないように!
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。