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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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胃の赤いポリープは何?

2025年10月29日

  • 副院長ブログ

 

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。

 

今回は、胃ポリープのひとつである「過形成性ポリープ」について解説します。

 

過形成性ポリープ(かけいせいせいポリープ)とは??

 

過形成性ポリープは、胃にできるポリープの中で胃底腺ポリープの次に多いポリープです。

 

主な原因は、ピロリ菌感染などによる慢性的な胃炎、胃酸の慢性的な暴露によって、胃の粘膜が繰り返し炎症を起こすことです。

過形成性ポリープの多くは良性で、特に小さいものは治療の必要がありません。経過観察となります。

しかし、大きくなるとポリープの表面から出血したり、まれにがん化するケースも報告されています。

 

我々内視鏡医が気になるポイントは2つで

➀大きさ2cm以上

②表面が赤くただれている・びらんがある・形が不整

 

必要な場合は、生検して良性か悪性かを診断します。

生検で良性と判断されても、丸ごと切除してみると「一部ががんだった」ということもあるため内視鏡医が「あやしい」と判断した場合は内視鏡治療を行うことがあります。

 

また、ピロリ菌感染との関連が強いポリープです。

これは良く経験することですが、除菌治療によって炎症が改善されると、ポリープが小さくなったり、なくなったりすることがあります。

 

このため、ピロリ菌陽性の方の胃内に過形成性ポリープがある場合は、まず除菌治療を行うことがあります。

 

胃の過形成性ポリープは大腸腺腫というポリープのように「前がん病変」というわけではありません。しかし、炎症を放置するとポリープが増大して、がんのリスクが増す点は注意が必要です。

 

除菌後も、既存のポリープが残っている場合や新しいポリープが出てきた場合は、定期的に胃カメラをして経過観察をする必要があります。

 

一度、当院で胃カメラを受けてみてください。

 

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この記事を書いた人

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久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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