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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年02月03日
こんにちは。副院長の東です。
冬の寒さも落ち着ている感じですね。
今年、関東では大雪は降らないのでしょうか?
そう言っていると雪が降る予感がします。
胃酸逆流症状について

消化酵素である胃酸は、胃から分泌されます。
実は、大人の胃からは毎日約1.5リットルの胃酸が分泌されています。
胃酸は塩化物イオン(CL)と水素イオン(H)から構成されていて、
胃の壁細胞の細胞質から別々に分泌されて細管内で混合されることで生成されます。
分泌された酸の最低pHは0.8ですが、胃酸は胃内腔においてpH1から3の間に希釈されます。
胃酸の分泌には3つの相が関係しています。
✓ 脳相 胃酸の分泌量の30%は、食べることへの期待感や食べ物の匂いや味が刺激されることで分泌されます。
✓ 胃相 食事の消化のための60%がこの段階で分泌されます。胃の膨張と食物中のアミノ酸によって刺激されます。
✓ 腸相 食べ物と胃酸が小腸に入ると分泌されます。アミノ酸によって刺激を受けます。
やはり食事性によるものが大きく、胃酸過多が胃酸逆流につながっていきます。
胃酸が逆流すると、様々な症状を引き起こします。
胸やけ 胸が焼けるように熱くなる
胸痛 前胸部の痛みとして感じる
呑酸 口の中まで酸っぱい胃酸がこみ上げてくる感じ
のどの違和感 食べ物が引っかかる、つかえ感がする
食後に咳がよく出る
これらのすべての症状が胃酸逆流に関連していると言っても過言ではありません。
胃酸の逆流は、いわゆる良性疾患であり心配ない症状ですが、症状の感じ方はひとそれぞれなのです。
この点が、逆流性食道炎治療の難しいところです。
特にのどは、知覚過敏が起こるので重大な病気が隠れているのではないかと心配になりますが、
定期的に胃カメラ検査を受けていれば、そのがんリスクはかなり低いものとなります。
これらの症状があれば、必ず逆流性食道炎です。という事には結び付きません。
しかしながら、胃酸の逆流は関与していて、食道胃逆流症には間違いはないのです。
しっかりと診断するためにも、やはり定期的な胃カメラ検査は大事なのです。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。