MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年03月01日
こんにちは。副院長の東です。
週末はとても天気が良くて暖かい日々でした。
すでに春一番も吹き、少しずつ冬が終わりを告げようとしています。
新年度への準備も進めていきましょう。
認知症リスクを低下させる飲み物

皆さんが常用している飲み物は何でしょうか?
水、コーヒー、緑茶、紅茶、中国茶など様々だと思います。
米国から、飲み物と認知症リスク低下についての関連についての研究結果が発表されました。
コーヒーやお茶の摂取と認知症リスクおよび認知機能との関連を調べる前向きコホート研究です。
米国の女性8万6,606人、男性4万5,215人が対象でした。
36.8年の追跡期間中に、13万1,821人の参加者において1万1,033件の新規認知症が確認されました。
カフェイン入りコーヒーの摂取量が最も多い群では最も少ない群に比べて認知症リスクが18%有意に低く(ハザード比0.82)、
主観的認知機能低下が認められる割合も低かった(7.8% vs 9.5%)。
同様にお茶でも認知機能の低下がお茶の摂取量が多い場合にも認められました。
摂取することで認知症リスクが低下し、脳の老化速度が遅くなることが示されました。
解析結果から、
✓ カフェイン入りコーヒーなら1日2〜3杯
✓ お茶なら1日1〜2杯
を摂取した場合に、認知症および主観的・客観的認知機能低下のリスクが最も低くなることが示されました。
カフェインなどの成分が炎症や細胞の損傷を抑えることで脳を守る可能性が考えられています。
結論として、
コーヒーやお茶の摂取による効果は小さく、まだ他に認知機能低下を防ぐ重要な方法はある。
本研究では緑茶と紅茶などお茶の種類に関する詳細な情報は収集されなかったと述べています。
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2844764
コーヒーやお茶を飲むことはリラックス効果も生まれます。
注意しなければいけないのは、やはり飲み過ぎないようにすることでしょう。
過度のカフェイン摂取は胃への刺激となり、また脱水を助長させる要因になりえます。
空腹時にコーヒーや緑茶をいきなり摂取してしまうと、胃が痛くなる方もいるのではないでしょうか。
カフェインだけではなく、カテキン(ポリフェノール)、フラボノイドに神経保護作用があると言われています。
お勧めとしては、やはり朝食、昼食後の1杯ずつ、夜は摂取を控えるのが良いでしょう!
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。