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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年03月08日
こんにちは。副院長の東です。
ただいまWBCが開催されています。
強い試合内容を見ている限り、まずはアメリカラウンドへの進出は間違いないでしょう。
手に汗握る熱戦を制して連覇をしてください!
大腸ポリープはできます。

先週、自分自身が内視鏡検査を受けました。
もちろん、当院で久津川副院長に内視鏡検査を施行していただきました。
他の患者さんたちと同じように、今回は自分が患者です・・・。
定期的な胃カメラ、大腸カメラを受けました。
胃を見やすくするための液体の薬を飲み、鎮静剤の注射するための準備、のどの麻酔をします。
久津川先生の眠くなりますよの一声、口が麻酔でしびれるなと思ったその直後からすっかりと寝ていました。
気が付いたら、リカバリールームで休んでいる状態でした。
やはり、皆さん方が経験している内容と何ら変わりありません。
自分が検査を受けてみて、やはり楽だなと思います。
結果は、大腸ポリープが1個あり切除していただきました。
大腸ポリープのできやすさは、遺伝的素因、生活環境、食事環境の複合要因です。
親兄弟、親戚で大腸ポリープ、大腸がんに掛かった方がいれば、ポリープはできやすくなります。
暴飲暴食による食生活の乱れ、食物繊維の少ない食事、加工肉の多量摂取、そしてアルコール飲料の常用。
自分自身では食事も運動も気を付けてはいますが、やはり大腸ポリープは出来ていました。
定期的に大腸検査を受けていれば、いきなり進行大腸がんが見つかるリスクはかなり低いと思います。
大腸がんのほとんどは、隆起である大腸ポリープから発生します。
① adenoma-carcinoma sequence →隆起を主体とする腺腫
② serrated neoplasia pathway →扁平隆起の鋸歯状病変(過形成性ポリープやSSA/P (sessile serrated adenoma/polyp))
③ 炎症性発癌 (inflammatory carcinogenesis) →粘膜内腫瘍、細胞のdysplasia(異型性)
注 SSA/PはWHO 第5版ではsessile serrated lesion (SSL)に名称が変更されています
ごく稀にですが、突然がんができる陥凹型で成長の速い大腸がんもあります。
これはde novo発癌と呼ばれる前癌病変を経ずに正常大腸粘膜から直接癌が発生する発がん経路です。
大腸がんはポリープをきちんと切除していけばある程度の予防ができるがんだと思います。
ポリープがあれば適切な検査間隔は1-2年ですが、切除されたポリープの種類や個数によってリスクは変わってきます。
ごく稀ながんを早期発見するためにも、ポリープがなかったとしても3-5年後毎の検査が推奨されます。
いずれにしても、定期的な大腸内視鏡検査を受ける事が大切です。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。