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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年12月19日

忙しい日々が続くと、知らないうちに呼吸が浅くなり、身体も心も少しずつ固くなっていきます。
そんなとき、私が思い出す場所のひとつが鬼怒川温泉です。
山あいを流れる鬼怒川の音。
朝霧に包まれる川沿いの景色。
ここに立つだけで、自然と肩の力が抜けていくのを感じます。
鬼怒川温泉のお湯は、やさしく身体を包み込むアルカリ性単純泉。
刺激が少なく、湯あたりしにくいため、年齢や体調を問わず入りやすいのが特徴です。
湯に浸かると血流がゆっくりと促され、冷えや疲労感が和らいでいく感覚があります。
温泉に入ることは、単に身体を温めるだけではありません。
湯気の中で深く呼吸し、何もしない時間を過ごすこと。
それ自体が、自律神経を整える大切な“健康習慣”だと感じています。
鬼怒川では、温泉のあとの過ごし方もまた、健康につながります。
川沿いをゆっくり散歩したり、地元の食材を使った優しい味の食事をいただいたり。
特別なことをしなくても、「整う」時間が自然と流れていきます。
健康とは、頑張って手に入れるものではなく、
本来の自分に戻ることで、静かに育っていくもの。
鬼怒川温泉は、そんなことを思い出させてくれる場所でした。
疲れたとき、少し立ち止まりたいとき。
身体と心の声を聞きに、また訪れたいと思います。