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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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高血圧症と塩分の関係!?

2024年01月23日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

今日は福岡院での勤務ですが、昨日の夜からかなり寒いですね。

昨日の夜は

診療後18時00分から22時00分頃までYouTubeの撮影を行いました。

結構、話がノリノリになって4時間ぐらいの撮影になってしまいました。

撮影はやっぱり楽しいですし、みんなのお役に立つような情報が提供できればうれしいですね。

診療をしていると高血圧症で内服薬を服用している人が増えている印象です。

「高血圧といえば塩分を控える」

これが常識な現在の考えですが、

1988年に32カ国で約1万人を対象に行われた

「インターソルト・スタディー」

日本と欧米を比べてみると

塩分摂取量の多い日本や中国が高血圧症の有病率が10%

に対して、

塩分摂取量が少ない欧米では高血圧症の有病率が20〜30%

と全く逆の結果が出ました。

1日の塩分摂取量が

6〜14g以内の人

には

塩分摂取量と高血圧発症に相関関係がない

という結果が出ました。

食塩摂取量が現在

1日平均約10gぐらい

の日本人は昔のように1日30g近く摂取していた時代と比べて

塩分摂取による高血圧発症は関係ない

と思われます。

身体には取りすぎた塩を排泄する仕組みがあります。

塩辛いものや塩分の多いラーメンなどを食べて、

血中のナトリウム濃度が高まったら

脳に指令が行き

「どんどん水分を摂取してナトリウム濃度を元に戻せ」

という指令が入って、

体内の塩分が正常に戻るまで、水分を摂らせます。

ラーメンやポテチを食べたら水を飲んでも飲んでもまだ喉が渇くというのはこの指令によるものです。

このように血液内に多くの水分を取り込んだ分、

血液量が増えることによって

血圧が一時的に上昇します。

しかし、

過剰に取った分は尿として排泄されるため、

その結果血中のナトリウム濃度が薄まり、

一時的に上がった血圧も下がります。

このように塩分を摂取しても

一時的に血圧が上がるだけでまたすぐに元に戻る

という仕組みが備わっているので、

塩分による血圧上昇は一時的なもの

と考えられます。

塩の種類によっては血圧を上昇させてしまう

ものがあるので、次回にまた解説していきたいと思います。

では、今週も頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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