MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年10月27日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は「大腸がんの家族歴って大事」というお話です。
大腸がんは遺伝することがあります。
詳しくはこちらで→
最近の知見では、50歳未満で発症した「若年性大腸がん」の診断を受けた親族を持つ人は第三度近親者まで影響するということです。
ここでいう第三度近親者は血縁関係のある「いとこ」や「曽祖父母」が相当します。
大腸がんの発症リスクは、第一度近親者である場合には6倍、第二度近親者である場合には3.1倍、第三度近親者である場合には1.56倍、それぞれ上昇することが明らかになりました。
最近は若年性大腸がんの発症が増加しています。写真は40歳代の進行大腸がんの症例です。
大腸がんでは、家族歴は非常に重要になります。だだ「大腸がんになった。」というだけでなく、「何歳でなったか?」というところまで知っておくと良いでしょう。
気になる方は一度、当院でご相談ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。