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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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胃がん 内視鏡治療と外科手術の合併症これだけ違う‼

2021年11月03日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、早期胃がんの治療についてのお話です。
内視鏡治療できる早期胃がんは適応がしっかりとガイドラインで決まっており、なるべく早く早く見つけることが大事になります。
早期胃がんであっても、内視鏡治療できないものがあるので注意が必要です。(専門的なので割愛します。)

内視鏡治療は胃がんの全部を胃の壁から薄く剥がすだけです。
外科手術は胃の一部を切除し、そこをつなぎ合わせる、そして術式によっては他の臓器も一部いじらなくてはいけません。
内視鏡治療と外科手術の大きな違いは、お腹を切ることと臓器の一部を切除したり、つなぎ合わせる点ということはもちろん
退院後も外科手術では、何年間も気をつけなくてはいけないことが多いことです⁉️

まず内視鏡治療の合併症ですが、これは術中、術後にわかれます。術中は外科手術よりも弱い麻酔で行います。わずかですがその合併症があります。また出血、穿孔(胃壁に穴があく)などの合併症があります。出血はすぐに止血さえすればあまり大きな合併症にはなりません。穿孔も緊急手術になることはほとんどなく絶食や抗生物質などで治ることがほとんどです。退院後はほぼ合併症なく通常の生活が可能です。

外科手術ですが、術中は麻酔に伴う合併症はもちろん、手術部位からの出血などの合併症があります。術後も縫合不全(つなぎめがうまくくっついていない)、膵炎、腸閉塞、腹腔内膿瘍(お腹に膿がたまる)、吻合部狭窄(つなぎめが細くなり詰まりそうになる)などのリスクがあり、無事に退院した後も腸閉塞、食事量減少、ダンピング症候群、貧血などが起こる可能性があり油断出来ません。

多少難しい言葉もありますが、内視鏡治療が外科手術よりかなり合併症が少ないのがわかっていただけたと思います。

早期発見、早期治療のためには定期検査が重要になります。
①内視鏡治療できる早期胃がん

②外科的手術が必要な早期胃がん


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この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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