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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年11月17日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「やっぱりコロナでがんの発見が遅れてる」というお話です。
公益財団法人日本対がん協会は、がん診療への新型コロナの影響を把握するため、
5つのがん(胃、大腸、肺、乳、子宮頸)の診断数などのアンケートを実施したそうです。
回答を得られた施設の結果では、2020年のがん診断件数は8万660件で、2019年の8万8,814件より8,154件(9.2%)少なく、治療数(外科的・鏡視下的)も減ったことがわかりました。
がんに罹患する人の割合は2019年、2020年でほぼ変わらないと考えられており、2019年と同じように検診や通院ができていれば発見できたがんが約9%あったと推測されるそうです。
コロナの影響で何千、何万という方が「がんの早期発見」の機会が奪われて、症状がひどくなってやっと発見される進行がんとして発見されてしまっています!
特に診断数の減少は、胃がん、大腸がんで多かったようです。
胃がん、大腸がんは内視鏡検査にて早期発見が可能な病気です。
内視鏡検査をご希望の方は、ぜひご相談ください。
*早期発見で内視鏡治療が可能であった「胃がん」
*早期発見で内視鏡治療が可能であった「大腸がん」
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。