gototop

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

Clinic Blog

メインビジュアル

胃ポリープいろいろ

2023年01月11日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「胃ポリープ」のお話です。
盛り上がっているものをポリープと言います。
胃のポリープは、ほとんどが良性でその大部分が「胃底腺ポリープ」というものです。
がん化することはまずなく、特に注意する必要がありません。

ただし一部「がん化」もしくは「がん」の可能性のあるポリープがあり注意が必要です。

➀胃底腺ポリープ
ほとんどがピロリ菌のいない胃の粘膜に発生します。原因は不明です。胃の粘膜と色合いが似ています。単発であることの方が少なく、多発する傾向があります。20-30個ある方もいます。
がん化することはまずないため、あまり気にする必要がありません。

 

➁過形成ポリープ
イチゴのような赤いポリープであることが多く、炎症のあるピロリ菌のいる粘膜や胃の入り口などに多い種類です。比較的大きなものもありますが、経過観察となることが多いです。2㎝を超える場合や増大傾向があるものは、がん化の可能性もわずかにあり切除することがあります。
ピロリ菌のいる胃にある過形成性ポリープは除菌後に小さくなることがあります。

③胃腺腫
➀、➁とは異なり、腫瘍性のポリープです。見た目は平坦かわずかに盛り上がっていることが多く、へこんでいることはありません。へこんでいるのに病理組織で「腺腫」と診断されているのに、全部切除したら「早期胃がん」だったということはよくあります。
腺腫はがん化の可能性はありますが、腺腫は絶対治療というわけではなく、年齢やサイズ、表面の構造、組織病理所見などで切除するかを判断します。数年経過をみても、大きくならないようなものは切除しないこともよくあります。

④胃がん
早期胃がんはわずかにへこんでいるか平坦なことが多く、はっきりと盛り上がっていることはあまりありません。胃腺腫かと思ったら胃がんだったということもあります。この症例も早期がんでした。

胃レントゲン検査で胃ポリープと言われたら、一度は胃カメラ検査を受けて診断してもらいましょう。
当院では最新鋭の胃カメラ機器を用いて、鎮静剤を用いた検査を受けられます。
是非ご検討ください。

3分でわかる!苦しくなく痛みに配慮した内視鏡検査(胃カメラ)の特徴

お電話からの予約はこちら

受付 9:00〜19:00(土日-16:00まで)

045-914-7666

WEBからのご予約

WEBからのご予約なら、時間を気にせず
24時間・365日、お気軽にご予約いただけます。

癌にならない腸活 実践メルマガ講座 ヨーグルト 内視鏡チャンネル

この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

アーカイブ

お電話からの予約はこちら

受付 9:00〜19:00(土日-16:00まで)

045-914-7666

WEBからのご予約

WEBからのご予約なら、時間を気にせず
24時間・365日、お気軽にご予約いただけます。