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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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この大腸ポリープは内視鏡治療できますか?

2021年09月01日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。

今回は「この大腸ポリープは内視鏡治療ができますか?」というお話です。

今回は、大腸ポリープは良性とがんに分けてお話しします。

内視鏡治療ができる場合は、おなかに傷もなく術後は術前と変わらない生活が可能です。

内視鏡治療ができない場合はおなかを切る手術が必要になり、腸の一部を切除するため入院期間も長く、術後は多少生活に制限が出ます。長い目で見れば制限はほとんどありません。

ただ、侵襲(精神的、身体的なストレスのようなもの)を考えると絶対に内視鏡治療がベストです。

まず良性の大腸ポリープの場合は基本的に内視鏡治療が可能です。また、サイズや形態にもよりますがほとんどのものが「日帰り」で治療可能になります。

①このような小さなものではほんの数秒から数十秒で日帰り治療が可能です。

②このような大きさのものでも5-10分程度で日帰り治療が可能です。

③ただし、このようなポリープは平坦で切除しづらいという理由から入院での内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)が必要となることが多いです。

 

次にがんの場合です。

がんの場合では「がんの深さ」で内視鏡治療ができるかどうかが決まります(細かく言えばそれだけではないのですが専門的すぎるので今回は割愛します)。

①粘膜という一番浅いところにとどまり、サイズがそこまで大きくなければ日帰り治療が可能です。粘膜内がんという状態です。

②①のように粘膜内がんという粘膜内にとどまるようながんでも、サイズが大きくなれば入院での内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)が必要となることが多いです。

③分類では「早期大腸がん」になりますが、粘膜の下の層「粘膜下層」という中の深い層に入り込んでいると大腸の外のリンパ節や肝臓などに転移する可能性がありおなかを切り、大腸の一部とリンパ節を切除する手術が必要となります。内視鏡治療適応外となります。

このように多くのものは内視鏡治療(とくに日帰り内視鏡治療)が可能です。

早期発見が重要になり、特に良性の大腸ポリープの段階で切除することで「大腸がんの予防」が可能となります。

当院の大腸内視鏡治療の特徴は、「安全に苦しさと痛みに配慮した大腸内視鏡検査を提供する」「見逃しのない高精度な観察を行う」ということです。

これまで培ってきた内視鏡検査の経験を十分に活かして高精度で安全な内視鏡検査、治療を行うように努めています。消化器内視鏡学会専門医である内視鏡を専門とする医師が、各臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知していますので、安心してお任せください。

そしてみなさま各人に合わせた、最適な量の鎮静剤を考えて検査をしています。こちらも多くの経験により検査が苦しさと、検査後もしっかりとした目覚め・気分不良がないように配慮するように努めています。

まずはお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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