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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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糖化って知ってますか?糖化とがん、老化の関係性について

2021年08月03日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

暑い日が続いていますが、夏バテなどしていないでしょうか?

私は以前は夏が大好きでしたが、ここ最近の夏のあまりの暑さに、冬の方が少し好きになってきているかもしれないなとも思っています。

「糖化」

という言葉をご存じでしょうか?

身体のコゲ

とも言い換えることができます。

身体の細胞や血管が焦げ付いているようなイメージです。

糖化は食事で摂取した余分な糖質が身体の中のタンパク質と結びついて、細胞や血管を劣化させてしまいます。

糖化によって

糖化最終産物と呼ばれるAGEという物質

が蓄積してくると身体の様々な臓器に悪影響を及ぼすようになってきます。

代表的な病気として

動脈硬化

白内障

アルツハイマー病

などが挙げられます。

アルツハイマー病の患者さんの脳には健常者の3倍以上のAGEが蓄積されているという論文での報告もあります。

糖化によって肌のハリを保つコラーゲン線維が破壊されると、

肌は弾力を失い「シワ」などの原因

になります。

さらには糖化によって出てきた老廃物が皮膚の細胞に沈着してしまうと、

「シミやくすみ」

となってしまいます。

肌にもかなりの悪影響を及ぼしてしまうのが

「糖化」

なのです。

糖化が起こり、AGEができやすいのは

食後約1時間ぐらい

になります。

これは

食後約1時間が血糖値が最も上がりやすい時間帯

だからです。

この食後1時間で血糖を急激に上げないように、

野菜や食物線維から食事を食べていき、

その後に肉や魚のタンパク質、

最後に炭水化物を食べる

という食べる順番に気をつけるのも大切な予防策です。

急激に血糖値が上昇すると糖化が起こりやすくなり、大量のAGEが生じてしまいます。

急激に血糖値があがらないような食べ物を選んで食べるというのも予防策になります。

GI(グリセミックインデックス)値

という言葉を聞いたことありませんか?

ブドウ糖の血糖上昇率を100として

血糖が上昇しにくい食べ物はGI値が低くなり、血糖が急激に上昇しやすい食べ物は数値が高く表記されます。

低GI値の食べ物としては

パスタ(全粒粉)、玄米、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、りんご、もも、ミカン

などが挙げられます。

これらの低GI値の食べ物は血糖値を急激に上げないので積極的に取っても良い食べ物になります。

高GI値の食べ物としては

食パン、白米、うどん、ニンジン、ジャガイモ、チョコレート、ドーナツ、飴

などが挙げられます。

これらは食後1時間の血糖値を急激に上げるので、できたら避けたい食べ物となります。

食後1時間したら軽く歩いたりする運動を取り入れるのも血糖を急激に上げないためにも良い習慣ですね。

糖化を避けて、細胞を若々しく保ちたいものですね。

 

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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