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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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運動とがんのリスクの関係!?

2026年06月08日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

ホノルルトライアスロン2026も終わり、休養していましたが、そろそろ運動を再開していきたいと思います。

やっぱり、運動は健康にとってもとても大事で、色々な論文でのエビデンスが取れていますね。

「腸活」と聞くと、ヨーグルトを食べたり、食物繊維を意識したりといった「食事療法」ばかりが頭に浮かぶかもしれません。

しかし、食事と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが

「運動」

です。

実は、

運動をすることでお腹の中の環境が劇的に変わることが、近年の医学研究で明らかになっています。

本日は、運動がどのように腸内環境に影響を与えるのか、解説します。

1. 運動が腸内細菌の「多様性」を高める

健康な腸の絶対条件は、

腸内細菌の「多様性」

です。

お腹の中に多種多様な菌がバランスよく住んでいる人ほど、

免疫力が高く、病気になりにくいこと

が分かっています。

近年の研究では、

定期的な有酸素運動(ウォーキングやジョギングなど)を行う人は、運動習慣のない人に比べて、

腸内細菌の種類が明らかに豊富であること

が証明されました。

特に、

私たちの脳や体のエネルギー源となり、全身の炎症を抑えてくれる

「短鎖脂肪酸(酪酸など)」

を生み出す善玉菌が、運動によって増殖することが分かっています。

体を動かすことは、お腹の中の善玉菌たちを活性化させる最高の刺激なのです。

2. 便秘を解消する「蠕動(ぜんどう)運動」の活性化

運動が腸に与える最も物理的なメリットは、腸の動きそのものを活発にすることです。

体を動かすと、自律神経のスイッチが切り替わり、腸が波打つように動く

「蠕動運動」

が促されます。

これにより、便が腸内をスムーズに移動し、便秘の解消へと繋がります。

便が腸の中に長く留まると、悪玉菌がそれをエサにして毒素を排出し、腸の粘膜にダメージを与えてしまいます。

運動によって便の通過時間を短縮すること

は、大腸がんやポリープの予防という観点からも非常に理にかなった行動なのです。

3. 「3〜5日」の2セット:10日間で腸は生まれ変わる

「長年、お腹の調子が悪いから今さら変えられない」

と諦める必要は全くありません。

私たちの胃や腸の粘膜細胞は、人体の中で最も代謝が活発な組織です。

なんと約3〜5日ですべて新しい細胞へと生まれ変わっています

つまり、

今日から食事の意識を高めると同時に、適切な運動習慣をスタートさせれば、細胞の入れ替わりが2サイクル回る

「10日間」

で、あなたのお腹の中の環境は物理的に新しく書き換えることが可能なのです。

4. 腸を喜ばせるための「運動と食事」のルール

腸内環境を整えるために、今日からできる具体的なアクションを提案します。

○1日30分の「早歩き」から始める:

息が少し弾む程度のウォーキングを、まずは10日間続けてみてください。

激しすぎる筋トレは逆に腸への血流を減らしてストレスをかけることがあるため、心地よい有酸素運動がベストです。

○運動後の良質なタンパク質と水分補給:

運動によって代謝が上がった体には、大豆製品(納豆など)や白身魚などの腸を汚さない良質なタンパク質を補給しましょう。

また、便を柔らかく保つためにこまめな水分補給も忘れないでください。

○朝の軽いストレッチや腹式呼吸:

朝起きてすぐに体をひねったり、深呼吸で横隔膜を動かしたりするだけでも、腸が物理的にマッサージされて排便のスイッチが入ります。

最後に

運動は、単に脂肪を燃やしたり筋肉をつけたりするためだけのものではありません。

お腹の中の37兆個の細胞や38兆個の腸内細菌たちに新鮮な血液と酸素を届け、巡りを良くするための「循環装置」を回す作業です。

まずは10日間、心地よいウォーキングとお腹を労わる食生活をセットで始めてみませんか?

お腹の張りが消え、毎朝のスッキリ感が戻ってきたとき、あなたの頭のモヤも晴れ、心まで軽くなっていることに気づくはずです。

あなたの体は、正しい行動に必ず応えてくれます。

では、今週も頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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