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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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NERDはバレット食道腺癌のリスクではない

2023年10月22日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

夕方、少し肌寒いなと感じていたら、気温はなんと17℃でした。

少し前まで暑い夏が延長してるなと思っていましたが、冬に近づきつつありますね。

 

NERDはバレット食道腺癌のリスクではない

 

 

逆流性食道炎がGERDと呼ぶのに対して、非びらん性食道胃逆流症をNERDと呼びます。

Gastro-Esophageal Reflux Diseaseの頭文字でGERD、

Non-Erosive Reflux Diseaseの頭文字でNERDです。

NERDは、内視鏡検査で発赤を伴う食道炎や他の食道疾患が認められない状態です。

胃酸逆流症状のある方の60%はNERD、40%がGERDという報告があります。

つまりNERDの方が多いということになります。

 

バレット食道腺癌は、GERDによって生じたバレット食道から発生する食道腺癌です。

ピロリ菌陰性、ピロリ除菌後が増えている現在、着実に日本で増加しているがんのひとつ。

日本人のほとんどはバレットが短いSSBE、欧米人はバレットが長いLSBEが主体なのですが、

これは逆流が強ければ強いほど粘膜に炎症が起こり、次第にバレット食道が口側に長く伸びていくのです。

 

スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの北欧グループからの研究結果が発表されました。

NERDと一般集団を対象にした、バレット食道腺癌の発生を前向きに検討されたコホート研究です。

NERD患者28万5811例から228例が食道腺がんを発症し、発生率は11.0/10万人年で一般集団と同程度だったのです。

そして、GERD患者20万745例から542例が食道腺癌を発症して、発生率は31.0/10万人年と上昇していました。

罹患率がどのくらい高いかを表す標準化罹患比は2.36であり、

これは、GERD患者はバレット食道腺癌になるリスクが2.36倍高いということです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37704252/

 

やはり、胃カメラ検査で食道に炎症があるかどうかを確認することが大事だと再認識しました。

GERDもNERDも症状があれば、治療が必要になります。

いつもお伝えしている通り、食事療法と理学療法が基本になり、薬物療法は最終手段です。

まずは、生活習慣の見直しをしてみましょう。

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この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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