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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年06月14日
こんにちは。副院長の東です。
4年に1度開催されるサッカーのワールドカップが始まりました。
日本代表選手数名が怪我で離脱するが事態が見受けられますが、
ぜひ予選リーグを勝ち上がり優勝を目指して欲しいです。
卵と認知症

生活習慣病の多くは食事による影響がほとんどです。
高血圧は塩分、糖尿病は糖分、高脂血症は脂質の摂り過ぎが原因です。
そこに運動不足が加わり、代謝異常が生じることで病気が発生します。
日常からどんな食べ物を摂っているかで、健康状態は維持できるかが決まります。
今回、米国から卵と認知症に関する研究結果が発表されました。
認知症のなかでもアルツハイマー病についての検討しています。
アルツハイマー病リスクと食事因子との関連性については、依然として不明な点が多い状態です。
卵は脳の健康を支える重要な栄養素の供給源の1つで、特にリン脂質は神経細胞に影響しています。
そのなかで卵摂取量とアルツハイマー病発症率との関連性について調べています。
卵の摂取頻度は、
「まったく食べない/ほとんど食べない」
「月1~3回」
「週1回」
「週2~4回」
「週5回以上」までの範囲で分類しています。
結果ですが、以下の通りです。
3万9,498例から(平均フォローアップ期間:15.3年)、2,858例がアルツハイマー病を発症しました。
卵摂取量は、アルツハイマー病リスクとの間に負の相関関係を示しました。
卵をまったく食べない/ほとんど食べない場合と比較して、
月1~3回でHR 0.83(95%CI:0.75~0.92)
週1回でHR 0.83(95%CI:0.74~0.94)
週2~4回でHR 0.80(95%CI:0.71~0.90)
週5回以上でHR 0.73(95%CI:0.60~0.89)でした。
健康意識の高い集団において、適度な卵の摂取はアルツハイマー病のリスクを有意に低下させること、
卵に含まれる栄養素を摂取した場合、神経保護効果が得られる可能性があると結論しています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022316626001902?via%3Dihub
脳には脂質が豊富に存在していて,その中でもリン脂質は神経細胞の細胞膜の構成要素です。
このリン脂質の重要な成分がコリンであり、記憶・学習に深く関わる神経伝達物質です。
余程の高コレステロール血症の方は難しいですが、
ぜひ定期的な卵の摂取をしてみて下さい。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。