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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年08月03日
こんにちは、平島です。
暑い日が続いており、日中の運動は危険を伴うぐらい危ないですが、朝晩は比較的暑さが和らぐので、
軽い有酸素運動などは引き続き続けて行きたいところです。
私も、朝5時には起きて、走ることは継続しています。
朝でもなかなか暑いので、パフォーマンスは全然上がりませんが、継続すること少しの時間でも走ることを優先しています。
最近では、
芸能人の方や著名人が大腸がんにかかる、大腸がんで亡くなるというニュースをかなり耳にします。
大腸がんは
「生活習慣病」
と言われていますが、
予防するための基本的な5つの生活習慣
について解説してみたいと思います。

現在、
日本における大腸がんは、
部位別のがん罹患数(かかる人の数)で男女合計第1位、
がんによる死亡数では男性の第2位、女性の第1位となっています。
このように聞くと恐ろしい病気に思えますが、実は大腸がんは生活習慣の工夫や早期発見によって、
予防や根治が極めて期待しやすい病気
でもあります。
今回は、大腸がんリスクを高める要因と、今日から実践できる予防習慣について解説します。
かつての日本人は
胃がんの割合が圧倒的
でしたが、食文化やライフスタイルの変化に伴い、大腸がんの割合が急増してきました。
その主な背景には、いわゆる
「食の欧米化」(赤肉や動物性脂質の摂取増加)
をはじめ、
運動不足、肥満、過度の飲酒や喫煙
といった現代特有の生活習慣が大きく関係しています。
科学的なエビデンスに基づき、大腸がんのリスクを低減させるために日頃から意識したいポイントは以下の5点です。
ハム・ソーセージ・ベーコンなどの「加工肉」や、牛・豚などの「赤肉(赤身肉)」の過剰摂取
は大腸がんのリスクを高めることが知られています。
一方で、
野菜や海藻、キノコ類、穀物に含まれる食物繊維は、便の体積を増やすことで大腸内の有害物質を薄め、排泄を促す重要な働きをしてくれます。
日々の食事では「お肉に偏りすぎず、野菜を一品増やす」意識を持ちましょう。
身体活動量が多い人ほど、大腸がん(特に結腸がん)の発症リスクが低下すること
が明らかになっています。
運動によって腸のぜん動運動が活発化し、便通がスムーズになることも予防につながります。
ハードな筋トレでなくとも、1日20〜30分のウォーキングや階段の利用など、こまめに体を動かす習慣をつくりましょう。
過剰な内臓脂肪は、体内で慢性的・軽微な炎症を引き起こし、細胞のがん化を促進する因子(インスリン抵抗性など)を高めること
が分かっています。BMI(体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m)25未満を目安に、適正体重の維持を目指しましょう。
アルコールが体内で代謝される際に発生する
「アセトアルデヒド」
には発がん性があり、連日の大量飲酒は大腸がんリスクを確実に高めます。
お酒を飲む際は適量を心がけ、週に2日以上の休肝日を設けることが大切です。
タバコに含まれる多くの有害物質は、血流に乗って大腸粘膜にも届き、遺伝子損傷やポリープ形成を促進します。
喫煙は大腸がんのリスクを高める主要因の一つですので、禁煙に取り組むことを推奨します。
生活習慣の改善と同じくらい重要なのが、
「がんの前段階であるポリープのうちに発見・切除すること」
です。
大腸がんの多くは、
良性の「大腸ポリープ(腺腫)」が数年かけて徐々に大きくなり、がん化すること
で発生します。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でこのポリープを早期に見つけて切除してしまえば、将来の大腸がん発生を直接阻止することができます。
○40歳を過ぎたら: 一度は大腸内視鏡検査を必ず受けましょう。
○血便や便秘・下痢の繰り返しがある場合: 大腸内視鏡検査などを受けるための早めの受診をおすすめします。
大腸がんは、
日常のちょっとした生活習慣の見直し(食生活・運動・禁煙・節酒)
と、定期的な大腸内視鏡検査の組み合わせで
「防ぐことができるがん」
の代表格です。
「自分はまだ若いから」
「症状がないから大丈夫」
と過信せず、まずは今日の食事や運動習慣から見直し、
40歳を過ぎたら定期的な胃腸のチェックを胃・大腸内視鏡検査で行っていきましょう!
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。