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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年10月17日
おはようございます、平島です。
かなり涼しくなってきて、朝と夜は特に快適に過ごせますね。
日中はまだ半袖で過ごせる日もあるぐらいですが、昔から衣替えが苦手で、本当に寒くならないと長袖を着れない性質が昔からあります。
体調を崩さないようにしないといけないなと感じております。
2日前の朝より右足の小指が朝起きたら痛く感じ、
「前日夜に足をどこかにぶつけた痛みかな」
と思っていましたが、
本日夜中には目が覚めるぐらいの痛みになっており、
腫れが酷くなってきました。
「ぶつけて足の小指を骨折したかな?!」
とも思っていましたが、赤い腫れが指だけでなく広がっていることを考えると
痛風発作
ではないかなと思ってきました。
私は元々、
尿酸値が基準値内ですが、比較的体質で高く
人生で2回痛風発作を経験
しています。
1回目は
29歳の頃に救命救急病院で働いていましたが、朝から夜中までずっと救命と内視鏡検査を行っているような忙しい病院でした。
1日中、一晩中
胃大腸内視鏡検査、緊急内視鏡治療
を行っていましたので、最初は
「立ちっぱなしで疲労骨折でもしたかな」
と思ってレントゲンを撮って見てみましたが、全く骨折もなく、綺麗な骨でした。
元々尿酸値も高く、運動もしていましたので、脱水による尿酸値の上昇で痛風発作を起こしたのかと思い、採血してみるとやはり痛風発作でした。
2回目は
友人達と駅伝大会に出場した日の夜に打ち上げでお酒を飲んで、その翌日に
痛風発作
が発症しました。
私のパターンは、
運動のし過ぎで脱水気味になる→その後にお酒を飲む→さらに脱水が進む
というパターンの時に痛風発作が起こる傾向にあると推察しています。
今回も2日前に10キロ走って、2キロ泳いで、夜にお酒を結構多く飲んでしまったという
運動→お酒→脱水→痛風発作
の私の痛風発作の黄金パターンかと思っています。
まずは、本日採血して数値を確認して、炎症反応が出て、尿酸値が上がっているか確認してみようと思います。
尿酸値が上がる原因は
1,肥満
2,プリン体の過剰摂取
3,お酒
4,脱水
5,尿酸の排泄障害
が挙げられます。
1〜4が多くの原因となる
生活習慣病
ですが、日本人は5のパターンで尿酸値が高い人も多くいます。
日本人はプリン体などを摂取して
尿酸過剰生産してしまうパターン
よりも
尿酸の排泄障害のパターンが多い
と言われてます。
私も正にこの排泄障害のパターンで元々尿酸値が高いのではないかと考えています。
運動をしたときは、必要以上に水分を摂取して、運動のやり過ぎにも気をつけないといけないと反省しております。
風が吹いても、シャワーを少し当てても本当にめちゃくちゃ痛いです。
まずは、診断して炎症を引かせるようにしたいと思います。
では、今週も頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
平島 徹朗
医師
国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。