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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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検診の胃カメラで異常がないから、大丈夫?

2022年12月14日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸クリニックの久津川です。

今回は、「検診の胃カメラで異常がないから、大丈夫かな?」というお話です。

大部分の方は、まず大丈夫です。

ただし、注意して欲しいことが2点あり、そのことを今回は説明します。

たまプラーザ南口胃腸クリニックに勤務する前、人間ドックや健康診断で胃カメラ検査を担当したことがあります。

その経験からお話しますただし、健康診断、人間ドックの施設でも一部の施設は当てはまらないことがあります。

まずひとつ目は鎮静剤を使用するかどうかです。鎮静剤を使わなくても大丈夫な人もいますが、多くの人は咽頭反射が強く「おえっ」とすることが多かったり、げっぷがかなりでてしまいます。胃は空気でふくらませないとひだのあいだが観察できません。ふくらませないとひだの間の病変を見逃してしまうことがあります。そして、咽頭反射があると、そのたびに胃が動くことで観察も制限されてしまいます。これにより早期胃がんの発見が困難になることがあります。

鎮静剤を使わないと何度も空気を入れて胃を膨らますため、おなかが張る違和感、苦痛、痛みのようなものを感じることがあります。医師によっては、「げっぷは我慢してください。」と怒る人もいます。

ふたつ目は胃カメラの機器の問題です。胃カメラは日々進歩しています。テレビやスマートフォンなどの機器同様、新しいものほど画質がきれいです。きれいな画質では早期食道がん、早期胃がんのわずかな色調変化や凹凸がわかりやすくなります。

一部の施設ではあまり胃カメラにお金をかけておらずアップデートされていないところがあります。やはり画質が悪いと早期胃がんは見逃されている可能性があります。とくにピロリ菌がいる人、除菌後の人は胃がデコボコしているため画質の良い胃カメラでないと早期がんが見つけにくくなることがあります。

*高画質の胃カメラで発見された早期胃がん

胃カメラで気になることがある方は、ぜひ当院を受診してください。

 

 

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この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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