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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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よく噛み、ゆっくりと食べましょう。

2023年01月29日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

朝晩の冷え込みが厳しい日々が続いています。

通常よりも一枚インナーに着込んで対策しています。

 

よく噛み、ゆっくりと食べましょう。

 

 

毎日食事をしてカロリー摂取しなければ必要なエネルギーを得ることはできません。

食事をすれば、栄養分を吸収するためには「消化」が必要です。

口で行う咀嚼(そしゃく)、かみ砕くことは最も重要だと考えています。

消化の過程において、物理的に食物を小さくできる行為は、噛むことしかありません。

口の中には唾液アミラーゼという消化酵素がありますので、

よく噛むことで唾液アミラーゼと食物を混ぜることができます。

炭水化物である、ごはん、パン、パスタはでんぷんを含みます。

でんぷんは糖類が無数に連結した構造をしているので、そのままでは体内に吸収できません。

アミラーゼの働きによりでんぷんを麦芽糖に分解しておくことが重要になります。

 

そして、すい臓から分泌されるすい液中にもアミラーゼが存在していますので、

唾液アミラーゼでは分解しきれなかったでんぷんを、すい液アミラーゼで分解するのです。

最後に小腸粘膜から分泌されるマルターゼという消化酵素の登場です。

このマルターゼの働きにより単糖といわれるグルコースになり、

このグルコースになると小腸粘膜の毛細血管から初めて体内に吸収されるわけです。

 

急いで食べてしまう、早食いをしてしまう。

早く食べても、結局消化に時間が掛かってしまうことがお判りいただけたと思います。

かみ砕かれなかった食物は、胃酸という強力な消化酵素で時間をかけて溶かされます。

必要以上に胃の中に停滞する時間が長くなると、

胃もたれ、胃痛そして胃酸逆流にともなう胸やけが出現してきます。

 

よく噛み、ゆっくりと食べることは、とても大切です。

忙しい時間の中でも、どこか1食は「よく噛む」ことを意識してください。

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この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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