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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年06月29日
こんにちは。副院長の東です。
2つの台風が直撃、強い地震がありました。
今週中に7月を迎えます。
梅雨が明ければ、夏の始まりですね。
便潜血検査の変更

新年度に入ってから、春の時期に健診を受けられた方も多いのではないでしょうか?
そろそろ結果が返ってきている時期だと思います。
消化器系の健診としては、胃X線検査(胃内視鏡検査)、便潜血検査、腹部超音波検査、ピロリ菌に関する検査が挙げられます。
検査の内容は年齢や受けた健診施設によって異なると思いますが、
便潜血検査はどの健診でも必須項目であるはずです。
今までの便潜血検査では、2回法といって2日間の提出を行う検査方法が主流でした。
厚生労働省は、大腸がん検診における便潜血検査の採便回数を、従来の2回法から1回法に見直す方針を発表しました。
これは1回法と2回法で検査精度の差がない事、つまり大腸がんの発見率に差がなかったことに起因しています。
そして、検査キットを医療機関に持参、郵送方法では、1回法が実際の提出割合も高かった事によります。
大腸がん検診の意味を持つ便潜血検査ですが、
大腸内視鏡検査をうける良いきっかけと考えてください。
陽性であれば、便に血が混じっている何らかの原因が隠れているという事になります。
大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患、腸管感染症そして痔がある可能性が高くなります。
もし、陰性だったとしても、実は進行大腸がんが絶対にないとは限りません。
血便が原因で初めて大腸内視鏡を受けて、その際に進行がんが見つかったケースを今までに何度も経験しました。
その方々のほとんどが、昨年まで便潜血陰性なのです。
それを偽陰性といって、
少なくとも5年以内に大腸検査内視鏡検査を受けた方が、進行大腸がんで見つかるリスクは低いと思います。
大腸ポリープの有無によって、適切な検査間隔も決まってきます。
そして一度も大腸内視鏡検査を受けていない35歳以上の方は、一度大腸内視鏡検査を受ける事をお勧めします。
検査を受けるきっかけは何でもよいのです。
便潜血陽性、便秘、下痢、ガスが多い、腹部膨満感、血便などの症状、
大腸がんの家族歴、年齢、知り合いに大腸がんが見つかったなど。
日本は、便潜血陽性後の精密検査受診率が極端に低い国となっています。
大腸内視鏡を定期的に受けて大腸ポリープを切除していればかなりの確率で予防できるがんです。
今まで大腸内視鏡検査を受けたことがない方で、便潜血が陽性になった場合は、必ず内視鏡検査を受けてください。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。