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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年08月24日
こんにちは。副院長の東です。
夏の甲子園大会が終わりました。
智辯和歌山高校が5年ぶり4回目の優勝を成し遂げました。
和歌山県大会では1点差の試合で勝ちあがっています。
試合経験を重ねてチームとして成長してきたのだと思います。
大腸憩室炎と季節性の関係

大腸の良性疾患の中に、大腸憩室炎があります。
いろいろな原因で大腸壁に憩室が生じ、その憩室に炎症が生じることで憩室炎が発症します。
腸内環境や免疫状態により、細菌のなかで主に大腸菌が悪さして炎症を起こします。
大腸内視鏡検査の際に、憩室の中に便が入り込み、赤く腫れている状態を見ることがあります。
オーストラリアから、この大腸憩室炎と季節性に関する論文が発表されました。
憩室炎の時間的または季節的パターンを報告したヒト対象の研究を複数集めたレビューでの研究でした。
8件の観察研究には、1997年から2019年までに4大陸で発生した合計1,104,640件の憩室炎症例が含まれています。
結果ですが、
7件の研究が夏または秋のピーク、1つの小規模な連続症例報告のみが冬のピークを報告していました。
複数国にわたる解析では、半球間で位相の逆転が示され、真の季節性が確認されました。
結論として、憩室炎は一般的には暖かい時期にピークを迎えることが明らかになりました。
提案されたメカニズムには、脱水、食事の変化、微生物および免疫の調節、およびビタミンD曝露が含まれていましたが、
現時点では明確な原因は示されていません。
https://jamanetwork.com/journals/jamasurgery/article-abstract/2847395
憩室炎は季節性をもって発症するケースが多いことが分かりました。
夏の時期に多いとなると、やはり脱水による便秘が原因になり得ると思います。
腸内環境の変化も一因であり、整腸剤内服は予防的な効果を期待できる可能性があるでしょう。
整腸剤を毎日内服していて、腸の状態が安定している患者さんはたくさんいます。
たかが整腸剤、されど整腸剤だと実感しました。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。