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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年09月20日
こんにちは。副院長の東です。
シルバーウィークに入りました。
そして台風25号が日本に接近しています。
大雨が予想されていますので気を付けましょう。
大腸がんにならないために

近年、罹患者も死亡者も増え続けている大腸がん。
食事の欧米化、高カロリーの食事、野菜が少ない、肉が多い、加工肉が多い、そしてお酒の常用・・・。
大腸がんの原因となる生活習慣です。
しかしながら、大腸がんはAPC遺伝子など、ポリープを作りやすい遺伝子異常も存在しています。
それゆえ、大腸がんが遺伝するわけではありませんが、大腸のポリープの出来やすさは遺伝すると考えて良いでしょう。
大腸がんの多くは、ポリープの成長にともなって腺がんが発生してきます。
ごく稀にdenovoがんという突然できる陥凹型のがんもあります。
覚えていただきたい事、大腸ポリープがあっても無症状です。
違和感がある、痛みがある、便秘がある、下痢がある等の症状は大腸ポープから生じるものでは決してありません。
機能性の症状で、腸管のぜん動運動に伴う痛み、ガスによる腸管拡張が多くを占めます。
憩室に糞便が詰まり炎症が起こる憩室炎、便秘やストレスなどで腸管粘膜が虚血を起し生じる虚血性腸炎もあります。
大腸がんにならないためにはどうしたら良いでしょうか?
✓ 食生活、生活習慣を厳しすぎない程度に整えましょう。
✓ 腸活食材(不溶性、水溶性食物繊維、発酵食品)を適度に摂りましょう。
✓ 定期的な運動をしましょう。
✓ 家族歴がある人は要注意、定期的に大腸カメラを受けましょう。
✓ 何もリスクがない人、大腸ポリープがなかった人も3-5年に1度は大腸カメラを受けましょう。
例えば、血便の症状があってからの検査では、もし病気があればそれは進行がんの可能性が高くなります。
検査して何もなければ、安心を得られます。
35歳を過ぎたら一度は大腸カメラの検査を受けるきっかけを作ってください。
余談ですが、胃がんは世界的にも減ってきています。
ピロリ菌感染者が減ってくれば自ずと胃がんの罹患者は減ります。
ただし、胃がんがなくなるわけではありません。
胃がんの主な原因はピロリ菌の感染による萎縮性胃炎からの発がんです。
しかし、ピロリ陰性の胃がんが少しずつ増えてきているのもまた事実なのです。
ピロリ菌の感染により遺伝子のトラブルが起こりますが、それだけがすべてではないからです。
リスクに応じた適切な検査間隔がとても大切です。ぜひご相談ください。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。