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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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がんの科学的根拠に基づいた予防法5+1!?

2026年06月22日

  • 院長ブログ

こんにちは、平島です。

ようやく梅雨らしくなってきて、雨がしとしと降る季節になってきましたね。

私は5月17日のホノルルトライアスロンからの身体のリカバリーも1段落しましたので、

本格的に運動を再開しようと考えております。

最近は、

仕事が忙しすぎて運動以外の自分の時間がない状況が続いていますが、

運動だけは仕事とは

別枠

として確保していっており、気分転換にもなっていますが、

仕事も大好きなので、毎日楽しんで工夫しながら日々仕事と運動に取り組んでいます!

ところで、

お酒を飲む機会が多い方にとって、耳の痛いニュースが飛び込んできました。

2026年6月、国立がん研究センターなどの専門家グループが、

がん予防のためのガイドライン(「日本人のためのがん予防法」)

を約20年ぶりに改定したのです。

今回の改定における最大の変更点は、これまで使われていた

「節酒」

という言葉が消え、より踏み込んだ

「飲酒を控える」

という表現に変更されたことです。

毎日数多くの内視鏡検査を行い、アルコールが胃や食道、大腸の粘膜に与える影響を直接診てきた立場から、

この改定の背景にある科学的根拠と、私たちが取り組むべき

「5+1」

の予防法について解説します。

1. 「節酒」から「飲酒を控える」へ変わった科学的根拠

これまでのガイドラインでは

「日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本程度に抑えましょう」

という、いわゆる適量を守る

「節酒」

が推奨されていました。

しかし、

近年の膨大な研究データの蓄積により、

「お酒は少量であっても、飲む量に比例してがんのリスクが直線的に上がる」

という事実が明確になったのです。

特に、

私たちが専門とする消化器領域の

「食道がん」「胃がん」「大腸がん」、そして「肝臓がん」

は、アルコールとの因果関係が科学的に「確実」と判定されています。

アルコールが体内で分解されるときに生じる

アセトアルデヒド

は、非常に強力な発がん性物質です。

そのため、

今回の改定では「適量なら体に良い」という妥協をなくし、

基本的には

「飲酒を控える(飲まないに越したことはない)」

という厳しい表現へと舵が切られました。

2. がんを防ぐための「5+1」の習慣

今回の改定では、科学的根拠に基づく

「5つの生活習慣」に、新たな要素が「プラス1」

として加わりました。これが現代を生きる私たちのロードマップになります。

  • ① 禁煙:たばこは最大の強力な発がん要因です。

  • ② 飲酒を控える:今回の核心であり、機会をできるだけ減らすことが求められます。

  • ③ 食事:塩分を控え、野菜や果物をしっかり摂ること。

  • ④ 身体活動(運動):日常的に体を動かすことで、インスリンの分泌が適正化され、がんの芽を摘むことにつながります。

  • ⑤ 体形管理:太りすぎず、痩せすぎない適正な体重(BMI 21〜25目安)を維持します。

  • 【+1】感染症対策:胃がんの原因となるピロリ菌や、肝臓がんを招く肝炎ウイルスの検査・治療を行うことです。

3. 10日間でお腹の環境はリセットできる

お酒を控える、あるいは食事を見直すと言われると

「もう手遅れではないか」

と感じる方もいるかもしれません。しかし、諦める必要はまったくありません。

私たちの食道や胃、大腸の粘膜細胞は、人体の中で最も代謝が活発な組織の一つです。

なんと

約3〜5日

という驚異的なスピードですべて新しい細胞へと生まれ変わっています。

つまり、

今日からお酒を控え、お腹に優しい生活を本気で徹底すれば、細胞の入れ替わりが2サイクル回る

「10日間」

で、あなたのお腹の中の環境は物理的に新しく書き換えることが可能なのです。

最後に

お酒を一生完全にやめるのは難しいかもしれません。

しかし、

「これくらいなら飲んでも大丈夫」

という根拠のない安心感は捨て、まずは

「週の半分は休肝日にする」「付き合い以外では飲まない」

など、一歩ずつ飲酒を控える工夫を始めてみてください。

10日間のリセットを実践し、お腹の張りが消え、朝の目覚めがスッキリしてきたとき、あなたの体内の慢性炎症は劇的に鎮まっています。

10年後の健康な未来を守るために、今日から新しいがん予防の習慣を取り入れていきましょう。

では、今週も頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

平島 徹朗 医師

平島 徹朗

医師

国立佐賀大学医学部 卒業。 大分大学医学部附属病院消化器内科、国立がん研究センター中央病院内視鏡部など、 多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化器内視鏡診断・治療を習得後、2011年たまプラーザ南口胃腸内科クリニック開院。

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