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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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下痢でも便秘でも進行大腸がんの可能性あり

2021年12月08日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。

今回は便通異常(下痢や便秘)と大腸がんについてです。

大腸がんの症状で調べると、血便や便が細くなるなどが多く出てきます。

これらの症状ももちろん大事なのですが、慢性的ではなく1年から数か月前からの

便秘や下痢は進行大腸がんのサインかもしれません。

進行大腸がんは大きくなると大腸の管腔が狭くなります。

*がんによって大腸が狭窄してしまった症例(画面中央右下のわずかな穴が残った管腔)

便が細くなり、出にくくなると患者さんは最近「便秘」になったと訴えてくる方がいます。

このような場合、まず内科に行くと便秘薬が処方されなんとなく改善して放置してしまいます。

また、管腔が狭くなりすぎるとわずかしか便が出ないため、便としての形が認識できず

「下痢」になったと訴えてくる方もいらっしゃいます。

このような症状で内科を受診すると下痢は「ストレス」じゃないか?といわれて

経過観察となってしまうこともあります。

便通異常で気になる方はまずは消化器内科を受診して、大腸カメラを受けましょう。

進行大腸がんが隠れているかもしれません。

なんとなく、内服薬でごまかしていませんか?

 

 

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この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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