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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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定期検査で早期発見(胃がん)

2026年05月08日

  • 副院長ブログ

胃がんは日本人にとても多いがんのひとつです。
近年は減少傾向にあるものの、今でも毎年多くの方が胃がんと診断されています。
そして、その大きな原因として知られているのが「ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)」です。

ピロリ菌は胃の中に住みつく細菌で、長い年月をかけて胃の粘膜に炎症を起こします。慢性的な炎症が続くことで、胃の粘膜が傷み、「萎縮性胃炎」と呼ばれる状態になります。さらに進行すると、胃がんが発生しやすくなることが分かっています。

実際、日本人の胃がんの多くは、ピロリ菌感染が関係していると考えられています。
そのため、ピロリ菌がいる方は、胃がんの高リスク群といえます。

@ピロリ菌に感染して、慢性胃炎(萎縮性胃炎)の状態


特に、

  • 家族に胃がんの人がいる
  • 何かしらの胃炎を指摘されたことがある
  • ピロリ菌感染を指摘された、指摘され除菌したことがある
  • 健診で胃の異常を言われた

という方は、一度しっかり検査を受けることをおすすめします。

ピロリ菌は、「除菌治療」を行うことができます。
除菌治療とは、胃酸を抑える薬と抗菌薬を1週間内服して、ピロリ菌を退治する治療です。現在では保険適応され、多くの方が除菌に成功し、胃炎の進行や胃がんのリスクを下げることが期待できます。

ここで大切なのは、「除菌したからもう安心」というわけではない、という点です。

ピロリ菌を除菌すると胃がんのリスクは確かに下がります。しかし、長年炎症が続いていた胃では、すでに胃粘膜の変化が進んでいることもあり、除菌後でも胃がんが発生することがあります。

そのため、除菌後も定期的な胃カメラ検査が非常に重要です。

@定期的な検査で早期発見出来た3㎜の早期胃がん

胃がんは、早期の段階では自覚症状がほとんどありません。「胃の痛みがないから大丈夫」とは言えないのです。一方で、早期に発見できれば、体への負担が少ない「内視鏡治療」で治療できるケースが増えています。

内視鏡治療は、お腹を切らずに胃カメラで病変を切除する方法です。早期胃がんであれば、この治療だけで完治が期待できることも少なくありません。
入院期間も比較的短く、早い方では数日程度で退院可能です。
体力の回復も早く、日常生活への復帰もしやすい治療です。

つまり、

  • ピロリ菌を見つけたら除菌する
  • 除菌後も定期的に胃カメラを受ける
  • 早期発見で負担の少ない治療につなげる

この流れが、胃がんから命を守るうえでとても大切なのです。

胃がんは、早く見つければ怖がりすぎる病気ではありません。
だからこそ、定期的な検査を受けることが大切です。

ピロリ菌を指摘されたことがある方、除菌後しばらく検査を受けていない方は、ぜひ一度、胃カメラ検査についてご相談ください。

 

 

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この記事を書いた人

この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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