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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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高血圧と大腸がんの関係

2022年06月26日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

朝から湿度の高さと気温の高さが相まって、まるで真夏日でした。

実際に熱中症の報道もありましたし、日常から適切な水分補給は必須です。

週明けには梅雨明けが予想されていますので、暑さ対策していきましょう。

 

高血圧と大腸がんの関係

 

これまでに高血圧が大腸・直腸がんのリスク上昇と関連する可能性が言われてきました。

今回、東京大学から、未治療の高血圧患者さんのみを対象として大腸・直腸がんのリスクの関連性が報告されました。

解析対象者は222万112例で、平均年齢は44.1±11.0歳、男性が58.4%です。

正常血圧者の割合が52.4%ですので、それ以外の47.6%は高血圧となります。

高血圧の基準は米国心臓協会(AHA)/米国心臓病学会(ACC)の基準、140/90 mmHgが採用されています。

経過観察していく中で、6,899件の大腸・直腸がんが診断されました。

 

 

結果のなかで、最も注目すべきものとしては、

未治療時の血圧が高い群ほど大腸直腸がんリスクが高い!!(P<0.001)ことです。

この血圧上昇は、収縮期血圧(4%上昇)、拡張期血圧(6%上昇)ともにリスクが上がります。

特に男性において、関連性が強いとされました。

 

「血圧測定が大腸直腸がんハイリスク者の特定に役立つ可能性がある」

と筆者は結論付けています。

健診で高血圧を指摘されて、まだ未治療の方がいましたら要注意です。

高血圧の裏に大腸がんが隠れている可能性があります!!

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この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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