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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2026年04月19日
こんにちは。副院長の東です。
気が付けば4月の後半です。
すっかり暖かい気候になり過ごしやすいですね。
GWが近づいてきています。
健康診断受けましょう。

4月から新しい環境で生活している方も多いと思います。
毎年4月、10月は健康診断の季節です。
新学期、新入社の健康診断、定期健康診断が設定されている場合は必ず受けてください。
健康診断は病気を未然に防ぐための施策です。
症状がなくても、もしかしたら病気が隠れているかも知れない、早期に見つかるかもしれない良い機会です。
消化器に関連ある項目としては、
✓ 胃X線検査
✓ 便潜血検査
✓ 腹部超音波検査
✓ 血液検査の肝機能異常
✓ ヘリコバクターピロリ菌抗体検査
✓ 血液中ペプシノゲン法検査
になります。
定期的に胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査を受けている方であれば、
胃X線検査、便潜血検査は不要です。
内視鏡検査の際に次回までの適切な検査間隔を聞いているはずなので、その間はこの2項目は受けないでください。
内視鏡検査よりも精密検査度合いが低いこの2項目で、仮に要精査となった場合、
予定よりも早くに内視鏡検査を受けることになりかねません。
要精査になってしまったら、健診の仕組み上、検査機関は精密検査を受けたかどうか必ず尋ねてきます。
腹部超音波検査は、肝・胆のう・膵・脾・腎の腹腔内臓器を体表から異常がないかを調べる検査です。
痛みを伴わない身体への侵襲度が低い検査ですので、こちらも定期的な検査をお勧めしています。
健診、人間ドックで年1回受けていれば、クリニックでは受けなくて良いでしょう。
血液検査は一般的な項目を多数含んでいるので、生活習慣病のチェックを含めて年1回以上は受けましょう。
胃がんABCリスク検診に含まれる、ピロリ抗体、ペプシノゲン法は1度のチェックで大丈夫です。
健診機関によっては、オプションで毎年測定しているところもあるので、注意してください。
通常のピロリ菌感染のきっかけは、幼少時期がほとんどです。
成人感染も稀にありますが、基本的には5歳までの時期に摂取した井戸水や父母からの家庭内感染が主たる感染経路です。
全く感染していなければ血中ピロリ抗体価 3未満(<3)になります。
3-10までの方は陰性高値といって、感染している可能性がかるので、胃内視鏡検査、尿素呼気試験などで確認が必要になります。
健診などでは結果表を送ってくるだけで、説明がなくどうしたら良いかわからない方も多いはずです。
インターネットやAIソースで調べればある程度分かる時代になってきていますが、
ネット上にある情報が本当に正しいかどうかを見定める必要があります。
AIは偽の情報でも正しく見せかけてしまう力があります(ハルシネーション)。
健診結果で、要精査、要経過観察などがあれば、専門の医療機関の診断を受けるようにして下さい。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。