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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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がんの診断とステージ

2026年07月21日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

夏休みに入りました。連日猛暑日が続いています。

そして酷暑日なるものまで設定されました。

熱中症で救急搬送されることのない様に、普段から水分補給を意識しましょう。

 

がんの診断とステージ

 

 

今日は、がんについて一般的な話をします。

まず、意外と知られていないこと。

「癌」と「がん」の使い分けは知っていますか?

「がん」はすべての悪性腫瘍を、「癌」は上皮細胞由来の悪性腫瘍を表します。

言葉として、広義には「がん」も「癌」も同じ意味であるので、どちらを使っても間違いでありません。

 

悪性腫瘍は「固形がん」と「血液がん」に分けることができ、そのうち固形がんは「癌腫」と「肉腫」に分けられます。

 

上皮性由来、皮膚や粘膜から発生し、悪性の場合は「癌腫」と呼ばれます。

非上皮性由来、皮膚や粘膜以外の部位から発生し、悪性の場合は「肉腫」と呼ばれます。

 

上皮性とは何かというと、体を覆う細胞の一番表面にあるものを上皮と呼びます。

その上皮由来の悪性腫瘍の事を言い、悪性腫瘍の90%以上を占めます。

そして、非上皮性とは、筋肉、骨、神経などです。

 

がんと診断した場合に、病気の広がりを診断する事が重要です。

体内にできた異常細胞のがんが増大していくなかで、腫瘍の外側(臓器外)へ浸潤したり、他臓器へと転移したりしてきます。

浸潤とは周囲にじわじわとしみ出るように広がること。

転移とは他の場所に広がることを指し、血行性、リンパ行性があります。

 

がんが大きくなればなるほど、その場所にとどまるだけではなく、体の中に拡がります。

消化器がんを例に例えると、粘膜上皮から発生したがんは、根を張るように粘膜下層、そして筋層に拡がります。

血管やリンパ管が多く存在するのが、粘膜下層よりも深いところなのです。

粘膜下層までの浸潤を早期がん、筋層に浸潤すると進行がんとなります。

がん種によって、リンパ節転移しやすいしにくいがあり、早期がんの診断にリンパ節転移の個数を問わないがんもあります。

 

そして、ステージです。

病期分類とも言われ、そのステージで5年生存率が大きく変わってくるので、とても重要な項目です。

世界基準でTNM分類が用いられています。

腫瘍の大きさ(T)、リンパ節転移(N)、遠隔転移(M)の3因子で評価します。

T、N、Mの組み合わせにより、がんの総合的な進行度であるステージ(0~IV)が決定します。

がん種によってそのステージの内容は異なるので注意が必要です。

 

 

予後を表す指標として5年生存率が良く用いられます。

国立がん研究センターの大腸がんのデータを例にしました。

 

 

ステージが進めば進むほど、生存率は低下していきます。

がんの診断、治療の根本は、やはり早期発見、治療なのです。

やはり定期的な検査、35歳以上になったら一度内視鏡検査をすることをお勧めします。

 

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この記事を書いた人

この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科学講師として、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。北里大学医学部消化器内科学非常勤講師。

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