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大腸ポリープを放置するのは危険?適切な治療法を知りたい

  • 大腸内視鏡検査

大腸の粘膜が盛り上がりイボのようになったものを大腸ポリープといいます。
大腸ポリープにはさまざまなものがあり、それぞれに対する適切な対応を知っておくことで、がん発症の予防にもつながります。

この記事では大腸ポリープとは何か、発見する方法、予防法などについて詳しくお伝えしていきます。

大腸ポリープの治療法が知りたい方、がん予防として大腸ポリープができない生活を心がけたい方はぜひ参考になさってください。

1. 大腸ポリープとは何か?

大腸ポリープは一般的に大腸の粘膜にできたもので、イボのように盛り上がったものを指しますが、さまざまな形があります。

1-1. 隆起型ポリープ

隆起型ポリープ

隆起型のポリープは典型的な形で、発見されやすいタイプのポリープです。
出血しやすいのが特徴です。

 1-2. 平坦型ポリープ

大腸ポリープ

平坦型ポリープは、表面がなだらかなのでCTコロノグラフィーやレントゲン検査では見つけることが大変難しいポリープです。
平坦型ポリープの発見には大腸内視鏡検査がとても有効です。

1-3. 陥凹型ポリープ

大腸ポリープ

陥凹型ポリープは小さくてもがんであるため、早期発見がとても大切になります。

良性のポリープだと思って切除したら早期大腸がんだった、というケースもあります。

大腸ポリープは、放っておくとがんになる可能性があるため、切除することでがん予防につながります。
これらのポリープは、発見さえできれば簡単に日帰りで切除することができます。

*当院で切除できない日帰り治療適応外のポリープもあります。その場合は入院施設のある専門病院を紹介します。

2. 大腸ポリープがどのくらいの大きさになればがん化する?

大腸ポリープががん化する大きさ

大腸ポリープがある程度の大きさになると、ポリープにがんを含んでいる可能性が出てきます。
大腸ポリープの大きさとがん化には密接な関わりがあります。

大きさとポリープのがん化率をまとめてみました。

・~4mm:0.4%
・5~9mm:3%
・10mm以上:28%

2cmを超えると半数近くががんになります。

大腸ポリープは急激に大きくなることはなく、何年もかけて徐々に大きくなります。そのため、小さいうちに発見し、内視鏡治療することが大切です。

3. 大腸ポリープを発見する方法

便潜血検査

もし大腸ポリープや大腸がんができたとしても、ほぼ無症状なため、症状で発見することは大変難しいです。

人間ドックや健康診断で行われる便潜血検査や腹部症状(腹痛、腹部膨満感など)、便通異常(下痢、便秘など)、血便が契機となり大腸内視鏡検査をすることで大腸ポリープが発見されます。

3-1. 便潜血検査

 便潜血検査は、便中の血液の有無をみる検査です。
低コストでありながら約80%のがん感度があることから、一般の検診において多く普及しています。

ただし、腺腫タイプのポリープに対しては、感度が低く便潜血が陰性と診断されることも多いです。
また、大腸以外の消化管からの出血や、痔の出血でも陽性になることがあります。

便潜血検査は、便の中に血液がないかどうかを検査する方法です。
大きいポリープや進行大腸がんは、便とこすれて出血することあります。
大腸がんなどがあるのかを判断するための検査です。

低コストでありながら約80%のがん感度があることから、一般の検診において多く普及しています。

ただし、腺腫タイプのポリープに対しては、感度が低く便潜血が陰性と診断されることも多いです。

また、進行大腸がんはいつも出血していませんし、出血していても採取した便に血液が含まれないと、本当は進行大腸がんがあるのに便潜血検査で「陰性」に出てしまいます。

約20-30%の進行大腸がんは、偽陰性のために見落とされることがありえます。
便潜血検査が陰性であっても、すでに血便や便通異常、腹部症状などがある場合は、大腸内視鏡検査が必要になります。

また、大腸以外の消化管からの出血や、痔の出血でも陽性になることがあります。

3-2. 大腸内視鏡検査

確実に大腸ポリープや大腸がんを発見する方法は、大腸内視鏡検査が有効といわれています。
便潜血検査で陽性と判断された場合、精密検査として大腸内視鏡検査が行われます。

大腸内視鏡検査は、病変も早期発見・治療が可能です。

4. 大腸内視鏡検査を受けるときに心掛けたいこと

内視鏡検査

大腸内視鏡検査は肉体的・精神的・金銭的負担の軽減を可能にする検査であり、大腸ポリープが見つかった場合には日帰りで切除も可能です。

大腸内視鏡検査を受けるときに心掛けたいことをまとめました。

4-1. 消化器内視鏡専門医で検査をする

大腸内視鏡は、おしりから専用のカメラを挿入することや事前に大腸を空にするための下剤服用が必要なことから「痛い」「違和感がある」「つらい」などといわれることがあります。

苦痛を軽減するために、精密な内視鏡操作や適量の鎮静剤を使用する専門医での検査を検討することも方法のひとつです。

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特徴

4-2. 大腸内視鏡検査前の食事に気を付ける

また、検査前の食事を注意し、大腸をきれいにすることで大腸ポリープは発見しやすくなります。
さらに検査の苦痛を軽減することが可能となります。

精度の高い大腸内視鏡検査を行うためには、検査前日の食事と食材選びが重要です。検査時の大腸内に便がなくきれいな状態であれば、微小な早期大腸がんや大腸ポリープを発見できる可能性が高くなります。

苦痛軽減や微小な大腸ポリープを発見するためにも、検査前の食事には配慮することがいいでしょう。

大腸内視鏡検査前日の食事のポイント

5. 大腸ポリープの予防

大腸ポリープの予防

大腸ポリープは40歳代から発生し始め、年齢とともにできやすくなり、60歳代では2人に1人に大腸ポリープが発生しているといわれています。

大腸がんや大腸ポリープの確実とされている危険因子は、赤身肉の摂取、高カロリーの食事、肥満、過量のアルコール摂取、喫煙です。
加工肉のとり過ぎが危険だとする報告もあります。一方、予防因子については、適度な運動習慣、食物繊維、野菜の摂取などです。

5-1. 大腸ポリープ予防におすすめの食事

緑黄色野菜

・緑黄色野菜を意識的に摂る
・穀類、いも、豆、野菜、海藻、きのこなど多種類の食品から食物繊維を摂る
・脂質を避け動物性たんぱく質の摂りすぎに注意する
・乳酸菌やビフィズス菌などを摂り腸内環境を良くする

5-2. 大腸ポリープ予防におすすめの生活習慣

・食事は1日3食、バランスを意識する
・ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動をする
・朝食後の時間にゆとりを持ち、便意を感じたら我慢しない

5-3. 大腸ポリープ予防におすすめの定期検査

内視鏡

・大腸ポリープが発見された人は、治療後も定期検査を受ける
・大腸ポリープができたことのない人も、40歳代から定期検査を受ける

日頃から大腸に負担のかからない食事や生活習慣を心がけることが、大腸ポリープを予防するためには何よりも大切です。
また、もし大腸ポリープになってしまったときに早めに対処ができるよう、とくに40代以降の方は定期検査を受けるようにしましょう。

6. 大腸がんは遺伝的要素も大きい

大腸がんは、遺伝的要素も大きいといわれており、親族の方が大腸がんを患ったことがある場合は、大腸がんのリスクが高くなるといわれています。

大腸がんの中には、家族性大腸腺腫症や遺伝性非ポリポーシス大腸がんがあります。
大腸ポリープ発生の危険要因のひとつとして認識しておくことは必要でしょう。

また、食事などの生活習慣や加齢によっても、大腸ポリープの発生やがんと診断される可能性が上がるため、40歳以上の場合は男女問わずに大腸がん検診を受診することが望ましいとされています。

 7. 大腸ポリープ症状のチェック

大腸ポリープ

健康な体でも、毎日100万個のがん細胞ができているといわれています。
体に存在する免疫細胞(NK細胞)ががん細胞を発見し、退治することでがんの発症を抑えているのです。

大腸ポリープができても無症状といわれていますが、普段の生活の中で気づくヒントがいくつかあります。
これを知っていることで「もしかして?」と病院への受診のタイミングが早くなる可能性もあります。

下記に大腸ポリープ症状のチェックをまとめてみました。

・下痢と便秘を繰り返すようになった
・血便、または便に血が混ざることがある
・残便感がある
・便が細くなった
・腹部にしこりがある
・腹痛が多く嘔吐や吐き気がある
・貧血がある

チェックの結果はいかがでしたか? 複数個にチェックが入った場合は、もしかすると大腸ポリープ、もしくは大腸がんがあるかもしれません。

8. 腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープとは?

腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープ

大腸ポリープには大きくわけて、非腫瘍性・腫瘍性の2種類あります。
それぞれにもさらに種類がありますので、詳しく解説いたします。

8-1. 腫瘍性ポリープ

・大腸腺腫(良性)

発見された時点では良性ですが、その後がん化する可能性があるポリープです。
大腸ポリープの約80%が、この大腸腺腫に分類されます。

腺腫タイプのポリープの一部には将来がん化するリスクが高いものがあります。
そのため発見した場合には、がん化する前に内視鏡での切除を勧められることが多いです。

8-2. 非腫瘍性ポリープ

・過形成性ポリープ

直腸やS状結腸で発見されることが多く、白色の径5mm以下の多発するポリープです。
小さいものでは、がん化の可能性が低く、経過観察となることもありますが、5mm以上のものは切除がお勧めです。
特に盲腸、上行結腸、横行結腸などに発生するタイプのものは特にがん化する可能性が高く、注意が必要です。

・炎症性ポリープ

大腸の炎症性の病気や感染症などで、強い炎症の病気にかかった後に発生されやすいです。
炎症を伴いますが、がん化することが少なく経過を観察していくことになります。大きいものでは出血の原因になるため切除が必要です。

・過誤腫性ポリープ

若年性ポリープが代表的なポリープです。
若年性ポリープは幼児期にも見られますが、成人でも見つかります。

出血しやすく、貧血や血便、便潜血陽性の原因となることがあります。強い発赤が特徴的です。
がん化するのは稀といわれています。ただし、腹痛や下血が見られることがあり内視鏡切除の対象となります。

このように大腸ポリープといってもさまざまな種類があり、そのときは悪性でなくても時間が経ちがん化してしまうポリープもあります。
また、大腸ポリープは良性か悪性か見た目だけではわからないこともあり、病理検査でなければ判断ができません。

9. 大腸ポリープを切除することは究極の大腸がん予防

大腸ポリープを切除

遺伝的要素や食生活、加齢によって大腸ポリープが発生しやすくなります。
大腸ポリープが発生してもほとんど無症状で、大腸ポリープがある程度以上の大きさになってくると「がん」を含んでいる可能性が出てきます。

定期的な大腸内視鏡検査を行うことは、大腸がんになるリスクを軽減することはもちろん、大腸ポリープが見つかった場合は、その場で切除してしまうことが最適な大腸がん予防です。

日帰り大腸ポリープ切除は入院の必要もなく、体への負担も少ないこともありますが、経済的精神的にも負担が少なくなります。

小さなうちに切除することで、大腸がんの予防になります。

不安やリスクを取り除くには、適切な検査と処置が必要になるのです。

10. まとめ

日本人の死因の1位は「がん」で、3人に1人ががんによって亡くなっています。
大腸がんによる死因は男性では3位、女性では1位です。

大腸がんを予防するためには早期発見・早期治療が重要といえるでしょう。

大腸ポリープは無症状で、気づいたときには既にがん化していることもあります。そうなる前に大腸内視鏡検査で、適切な処置を行なうことで不安を安心に変えてみませんか?

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