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大腸ポリープは日帰り切除が可能!日帰り切除が可能な大腸ポリープとは?

  • 内視鏡について
  • 大腸内視鏡検査

腹痛や腹部違和感、下痢や便秘、血便がある場合、便潜血検査陽性の場合などは大腸内視鏡検査の適応です。大腸内視鏡検査を受けて、大腸ポリープが見つかった場合は内視鏡で切除を行うケースが多くあります。

当院では、日帰りで大腸ポリープの切除が可能ですが、大腸ポリープの大きさや種類によっては大きな病院を受診し、再度同じように大腸内視鏡検査を受ける必要があります。

今回は、大腸内視鏡を受け切除できる大腸ポリープがどんなものか、またどんな治療方法があるのかを解説します。

1. 日帰り大腸ポリープ切除について

医療従事者の男女

当院では、日帰り大腸ポリープ切除を基本としています。

相当大きなポリープや特殊な内視鏡治療が必要なポリープ以外は、その場で内視鏡治療を行います。

大腸内視鏡検査中に切除できるので、改めて手術日を組む必要もありませんし、内視鏡挿入前の食事制限や下剤の服用といった事前準備も1回で済みます。もちろん日帰り手術ですので、入院不要でその日に帰宅可能です。

施設によっては、大腸内視鏡検査時にポリープが発見されてもその場で治療を行わず、後日入院して再度同じ検査をし治療を行うケースがあります。二度手間であり、患者さまの体にも負担がかかりますし、時間的、経済的にも大きな負担がかかります。

2. 大腸内視鏡検査とは?

内視鏡

「大腸内視鏡検査」と聞いて、顔をしかめた方はいませんか?

大腸内視鏡検査は検査前に下剤を服用し、大腸に残る便をすべて排出することもつらいですが、大腸内にカメラが入ってからも痛みや膨張感から苦しい思いをするケースがあります。

痛い、苦しい思い出のある大腸内視鏡検査も、医学や技術の進歩によって少しずつ改善している点もあります。

2-1. 大腸内視鏡カメラ

大腸内視鏡検査は、肛門から太さ約12mmの内視鏡を挿入します。いったん大腸の一番奥である盲腸まで内視鏡を挿入し空気を入れ大腸を膨らましつつ、肛門までカメラを移動させながら病変や異常を観察していくのが、大腸内視鏡カメラです。

大腸内に挿入された内視鏡のカメラとモニターが連動しているため、リアルタイムで大腸内を観察できます。また、カメラの方向は医師の手元でコントロールできるので、医師のカメラ操作技術も重要です。

2-2. NBIを搭載した大腸内視鏡カメラとは?

大腸の病変や異常を発見する方法は、造影剤を使用したレントゲンから内視鏡検査へ進化しています。さらに、現在では内視鏡にNBIを搭載したものがあります。

内視鏡でも見落とすような小さな病変や異常でも、NBIであれば発見、診断しやすくなったのです。

平坦な大腸ポリープ
写真➀;ハイビジョン内視鏡の通常光観察でもなかなか認識するのが難しい平坦な大腸ポリープです。
大腸ポリープ
写真②;ボタンひとつで切り替え可能なNBIでは大腸ポリープの血管が茶色に強調され、ハッキリと認識できるようになります。また、強調された表面模様から将来がん化する可能性の高い大腸ポリープであることが即座に確認できます。

NBIは、光の波長を制御し粘膜表面の血管、ささいな粘膜の肥厚、深部血管などを鮮明に写し出します。NBIにもさまざまなタイプがあり、80倍ズームを搭載したNBIも存在します。ボタンひとつでズームできるため、より詳しく病変や異常の観察ができるのです。

ここまで病変が発見しやすくなった大腸内視鏡検査ですが、大腸ポリープが発見されても切除できない場面に遭遇するケースがあります。


3. 大腸ポリープが切除できないケースとは?

癌

大腸ポリープが切除できないケースは、大腸ポリープが内視鏡で切除できないほど大きい場合や入院が必要と判断される症例のとき、特殊な内視鏡治療が必要な場合です。

大腸ポリープは、小さいうちは良性腫瘍であることが多いのですが、大きく成長する過程でがん化する恐れがあります。

そのため、大腸ポリープが発見された場合には、小さいうちに切除し大腸がんを予防することが重要です。

3-1. 大腸ポリープが大きい・がん化している可能性がある場合

大腸ポリープは、大きく成長する過程でがん化することがあります。早期のがんであれば、がん化していても日帰り切除可能な病変もあります。

痔にかかるような病変や大きくしかも切除後の出血のリスクが高い病変などは日帰り切除はできません。

当院では大腸ポリープが発見された場合には、内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクミー、内視鏡的粘膜切除術)という技術でポリープを取り除きます。

先端が輪っかのようになった器具をポリープに引っ掛け切除しますが、輪っかに収まらない大きさのポリープは取り除ききれないことがあるため、入院が必要なESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が必要になります。

日帰り切除できる一般的な大腸ポリープの例は下記の通りです。これ以外のポリープでも日帰り切除できる場合があります。

・20㎜以内の大腸ポリープ
・リンパ節への転移の可能性がないと考えられる早期大腸がん

ポリープを見つけること、ポリープを内視鏡で切除することは実績と経験のある医師でなくてはできないことも多くあります。

4. 当院での内視鏡治療について

男性医師

大腸ポリープを発見したときに、ポリープの大きさや形によって切除する方法が異なります。

・ポリペクトミー
ポリペクトミーとは、スネアと呼ばれる針金の輪を大腸ポリープにひっかけ切り取る方法です。ポリープなどの病変の上からスネアを被せて根元を縛り、ポリープを切除します。平たい病変にもポリペクトミーを行うことが可能です。

内視鏡的粘膜切除術
ポリペクトミーと同様にスネアをポリープにかけて切除しますが、平坦な病変に対して食塩水などを注入し病変を膨らませてから切除する方法です。内視鏡的粘膜切除術は、がんの疑いがある場合や10mm以上の大きな大腸ポリープに対しても行われる切除方法です。

内視鏡での切除が困難と判断された場合には、腹腔鏡手術や開腹手術でポリープや病変を取り除くことがありますが、まれです。

内視鏡で切除できれば体の負担も少なく、場合によっては日帰り切除が可能です。

5. 大腸内視鏡検査を受ける施設選びについて

男性医師

内視鏡カメラは医師の手元で操作するため実績と経験、知識が必要です。

5-1. 内視鏡専門医のいる病院を選択する

大腸内視鏡の技術は目覚ましく、より良いカメラの開発が進んでいますが、それらを使いこなせなければ意味がありません。

また、大腸ポリープを発見した場合にもうまくポリープだけを切除する技術がなければ、患者さんの体を傷つけてしまいます。

小さな病変や異常を見逃さず発見することや、大腸ポリープを確実に取り除くためには知識と実績、技術が必要です。内視鏡専門医のいる病院で大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。

6. 大腸内視鏡で見つかる疾患とは?

大腸がん

大腸内視鏡では、大腸ポリープを見つけるためだけに行っているわけではありません。

大腸内視鏡で発見される主な疾患は、下記の通りです。

早期大腸がん:粘膜下層までにとどまっている悪性のポリープです。早期大腸がんとも呼ばれます。定期的に内視鏡検査を行っていることで早期に発見することが可能です。また良性の大腸ポリープを切除することで予防できるがんです。

進行大腸がん:筋層の深い部分までがん化したものを進行大腸がんと呼びます。血便、下痢、便秘などの症状が出る場合もあります。内視鏡での切除はできないため、外科的手術や抗がん剤治療が必要です。

潰瘍性大腸炎:大腸の粘膜に炎症が起きる腸疾患です。主な症状は、下痢、下血、腹痛などがあります。

大腸メラノーシス:刺激性の便秘薬に含まれるアロエ、センナ、大黄(ダイオウ)などの成分を長期にわたって服用することで腸粘膜に色素が付着します。また、腸の動きが悪くなる場合もある疾患です。

7. 大腸がん予防には定期的な内視鏡検査を受ける

牛肉

大腸がんは、年々増加傾向にあります。2025年には、部位別死亡率も男女とも1位になるであろうと予想されています。

日本人の食事が欧米のように変化し、特に牛肉や加工肉の摂取量の増加に伴い大腸がんも増えていると考えられます。

大腸内視鏡検査は、大腸がんを予防できる唯一の方法です。小さなポリープで発見できれば、日帰り手術も可能で体の負担も金銭的負担も最小限に抑えられます。

これまで一度も大腸内視鏡検査を受けたことがない方は、この機会に検査を受けてみてください。

8. まとめ

検診

大腸内視鏡で発見される大腸ポリープは、ほとんどのものが良性ですが、放置して大きくなればがん化リスクが高まります。また、良性でも内視鏡での切除が困難で、入院が必要になるケースもあります。

日帰りで大腸ポリープが切除できれば、身体的にも金銭的にも負担を抑えられるでしょう。定期的な大腸内視鏡検査をおすすめします。

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